データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



メジャー最高の守備職人シモンズの運命は? エンゼルスが内部協議…地元紙「遊撃手は30代で下降傾向に」

2020/03/14

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , , , , , , , ,



昨季は故障で不本意なシーズン。契約延長に至らなければセミエンら有力選手揃うFA市場で「興味深い選手」に

 今季が契約最終年となるロサンゼルス・エンゼルスの遊撃手アンドレルトン・シモンズ内野手について、球団内で契約延長するか否か話し合いの場を設けていたことが分かった。米サイト『トレード・ルーマーズ』が13日(日本時間14日)、伝えている。
 

 
 現在30歳のシモンズは、メジャー8年目の昨季に左足首捻挫に悩まされ、出場試合はデビュー2年目(2012年)以降最も少ない103試合。成績も打率.264、105安打、7本塁打、40打点、10盗塁、OPS(出塁率.309+長打率.364).673に終わり不本意なシーズンとなった。
 
 同サイトは、地元紙『オレンジカウンティレジスター』のジェフ・フレッチャー氏がエンゼルスがこのシモンズに関して長期的な契約延長をするかどうか球団内部で協議をしたことを伝えた。しかし、当時シモンズや代理人に連絡はしなかったという。
 
 一方で、今季で契約が切れるシモンズ自身は「私がそれについて考えるのは、メディアが報じた時だけさ。それが現実。できるのはプレーすることだけ」コメント。スプリングトレーニングで良い調整をすることに集中することを強調した。
 
 シモンズ最大の魅力といえば、通算1029安打、67本塁打を残している打撃ではなく、遊撃としてメジャー最高と評される守備力の高さ。アトランタ・ブレーブス時代を含め通算4度のゴールドグラブ賞を獲得し(2013年~2014年、2017年~2018年)、そのうち2013年にはプラチナグラブ賞を獲得した。昨季も通算5度目となるディフェンス・オブ・ザ・イヤーに選出され、決して印象だけではなくデータ上でも優れた守備力を発揮していることを証明している。
 
 しかし、同サイトは「シモンズは歴史的に素晴らしいディフェンダーだが、遊撃手は30代に達するとすぐに下降する傾向がある。そのため、特に彼が攻撃で昨季のように平凡な成績に終わった後に複数年の契約を結ぶことはエンゼルスにとって大きなリスクとなる」と懸念を示した。
 
 逆に「もちろん元気な状態でその評価を覆す可能性もあり、それでも球団が契約延長をしなければ、“興味深いFA選手”として市場に加わることになるかもしれない」とも伝え、複数の球団が獲得へ向けてターゲットにする可能性を示唆している。
 
 2020年シーズン終了後に契約が切れFAになる予定の有力な遊撃手はシモンズだけではない。昨季キャリアハイの打率.285、33本塁打、92打点をマークしたオークランド・アスレチックスの29歳マーカス・セミエン内野手や、昨季オフにニューヨーク・ヤンキースからフィラデルフィア・フィリーズに移籍した30歳ディディ・グレゴリアス内野手もいる。いずれも30歳のシーズンを過ごす今季となるが、中でもメジャー最高の守備力を誇るシモンズがどのような契約に至るのかが今から注目される。

1 2


  • 記者募集