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生命尊重のMLB、開幕延期は「最大の利益」。最善の予防措置を取りながら一丸で危機乗り越える

2020/03/14

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ヤンキースは満場一致で「キャンプ地に留まる」

 メジャーリーグ機構(MLB)は世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、オープン戦の中止と26日(日本時間27日)に予定していたレギュラーシーズン開幕の延期を決定。そして、13日(同14日)には各球団に向けて選手たちがスプリングトレーニング(春季キャンプ)の地から離れることができる許可を出したことを発表した。米公式サイト『MLB.com』が同日に伝えている。
 

 
 MLBは新型コロナウイルスによる感染が米国内でも拡大していることを受け、選手たちに向けて「スプリングトレーニングの都市に留まるか、球団の本拠地の都市に戻るか、シーズンオフなどを過ごす自宅に戻るか」を選択できると発表。
 
 また、未消化オープン戦の中止とレギュラーシーズン開幕延期に伴い「このステップは選手、従業員、およびスプリングトレーニングを主催するコミュニティによって最大の利益になる」と声明を発表した。そして「専門家が推奨する予防措置を考慮しながら、進行中の感染状況を引き続き監視していく。我々は、コロナウイルスの影響を受けたすべての人々とコミュニティに対して最大の祈りを捧げる」と、今後も状況を見極めて最善の措置を取っていくことを表明した。
 
 田中将大投手が所属するニューヨーク・ヤンキースは、選手投票により満場一致でチーム全体がスプリングトレーニングを行っているフロリダ州タンパにとどまることを決定。不必要な外出を避けるようアドバイスをされたという。
 
 また、ボストン・レッドソックスは編成副本部長のチャイム・ブルーム氏がスプリングトレーニングを行うフロリダ州フォートマイヤーズで「選手たちが安全かつ整然と過ごせるよう努めていく。彼らがここに滞在したい場合に利用できる施設を用意し、ここにいる全ての人にとって清潔で安全な環境であることを確認するため、あらゆる全ての予防措置を強化する」と声明を発表している。
 
 各球団がそれぞれに決定を下す中、共通する思いは生命に最も重きを置いた安全面における「最善」。シーズン開幕がいつになるのか決まっていない状況で、MLBや全ての球団が一丸となりながら再び活気ある状態に戻ることが望まれている。




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