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アストロズ外野手が家族への影響を懸念「毎日が脅威」。安心して野球に取り組める環境求める

2020/02/22

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息子と妻を守りたいが…「周りは明らかに敵対的な環境になっている」

 ヒューストン・アストロズのジョシュ・レディック外野手が、同球団の一連のサイン盗み問題で自身の家族への影響を懸念している。米公式サイト『MLB.com』が21日(日本時間22日)、伝えている。
 

 
 アストロズはMLB機構の調査により、ワールドシリーズを制した2017年から2018年にかけてサイン盗みをしていたことが判明。これにより、これまで球界の多くの人物やファンから非難を浴びている。
 
 同サイトによれば、チームの中心選手の1人であるレディックは、チームとしてのサイン盗みが発覚したことでSNSを通じて批判や疑いの念を向けられていることを明かし、「毎日脅威にさらされている。自分が受け取ったメッセージは家族にも当てはまる」とコメントした。
 
 これまでに4球団を渡り歩き、今季がメジャー12年目となるレディック。それぞれのチームで大きな戦力となっているが、本人曰く現在では「周りは明らかに敵対的な環境になっている」。球場外でも「多くの人がホテルに並んでいるのを見た」とし、その状況を「クレイジー」と表現した。
 
 そして、その影響は家族にもあり得ることを言及。「5カ月近くの息子がいる自分にとって、遠征に来る妻と息子を守りたいが、かなり怖い。毎晩考えてしまう」と家族に危害が加わることを懸念しながら、ホテル内や球場に向かう途中、道路上の多くの場所にセキュリティーを追加することを求めている。
 
 また、選手会の専務理事を務めるトニー・クラーク氏もアストロズの選手とその家族について「間違いなく懸念するところだ」と述べており、「球場入りに関して安全を確認していく」と対策を講じる姿勢を示した。
 
 現在行われているスプリングトレーニング(春季キャンプ)では、これからオープン戦が行われていく。約1カ月後に迫ったシーズン開幕へ向けて実戦を通じてコンディションの調整を進めていきたいところだが、不穏な空気はいまだに晴れる気配はない。
 
 レディックは「自分にとっての最善は、家族を安全にし、自分自身を安全にすること」と安心して野球に取り組める環境を提言しながら、「この問題を解決するのには時間がかかるかもしれないが、自分たちが団結すればするほど、球界は良い方向に進むと思う」と、苦境に立たされている今こそチームが団結することで事態が収束に向かうことを願っている。




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