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パドレス救援強化、レイズ守護神のパガーンをトレードで獲得 大砲同士の取引に続く濃密関係

2020/02/09

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クローザー右腕につなぐ強力セットアップとして起用へ

 サンディエゴ・パドレスがタンパベイ・レイズとのトレードを成立させ、マニュエル・マーゴ外野手と捕手もできる有望株ローガン・ドリスコル外野手を放出し、昨季20セーブを挙げた右腕エミリオ・パガーン投手を獲得した。米公式サイト『MLB.com』が8日(日本時間9日)、伝えている。
 
 パドレスが獲得したパガーンは、メジャー3年の経験を持つ28歳。レイズ移籍1年目の昨季は66試合に登板し、主にクローザーとして4勝2敗8ホールド20セーブ、防御率2.31の成績を残した。パドレスにはすでに昨季メジャートップの41セーブを挙げた守護神カービー・イエーツ投手がいるが、さらなるブルペン強化となった。
 
 パガーンは昨季、平均球速95.5マイル(約154キロ)の速球をはじめ、スライダー、カットボールの3球種を駆使して、70投球回で96個の三振を奪った。それ以前は他球団でシンカーやチェンジアップも投げていたが、レイズ移籍後はその2つを投げない代わりにカットボールを習得。投球の2.1%を占めていた。
 
 同サイトによれば、パガーンは新天地のパドレスではセットアップとしての起用が濃厚。昨季ルーキーで22試合に投げた21歳右腕アンドレス・ムニョス投手、オフに再契約を結んだ昨季76試合登板の35歳右腕クレイグ・スタメン投手とともに試合後半にイェーツにつなぐ役割を担うことになりそうだ。
 
 一方、パドレスからレイズに加わるマーゴは25歳の中堅手で、メジャー4年目となった昨季はキャリア最多の151試合に出場。打率.234と落ち込んだが、キャリア2番目に多い12本塁打、37打点をマークした。走力が持ち味で、シーズン20盗塁はキャリアハイだった。
 
 ドリスコルは昨年のドラフトでCB(戦力均衡ラウンド)の補完指名によってパドレスから指名を受けた22歳。昨季はルーキーリーグではなく、1A-クラスで39試合に出場し、打率.268、3本塁打、20打点をマークした。また、各球団の若手有望株が集まるアリゾナ秋季リーグでは19打数6安打(打率.316)と活躍した。
 
 パドレスとレイズの間でのトレードはこのオフ期間で2度目。昨年12月には、パドレスが左翼で昨季21本塁打を放ったトミー・ファム外野手と遊撃のジェイク・クロネンワース内野手を獲得し、レイズは昨季33本塁打を放ったハンター・レンフロー外野手、遊撃のゼイビア・エドワーズ内野手を獲得していた。
 
 パドレスにとっては、長打を打て走攻守で優れたファムに続いて、今回も強力なリリーフ投手を獲得したことで有意義な補強を着実にを行っている印象だ。チームは2010年以来勝率5割を割り地区下位に低迷しているだけに、“原点回帰”を掲げて新しくなったユニホームをとともに今季こそは強いパドレスを取り戻したい。




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