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アストロズ前監督のヒンチ氏、サイン盗み止められず自責。“世界一”は「時間とともに証明できること願う」

2020/02/08

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バットでモニター破壊も終息せず「さらなる措置を講じるべきだった」

 チームのサイン盗み行為が判明し、MLBから1年間の試合出場停止処分を課せられるととも球団から解任されたヒューストン・アストロズの前監督、A.J.ヒンチ氏が米メディア『MLBネットワーク』のインタビューに応え、当時サイン盗み行為に対する自身の行動と、2017年のワールドシリーズ制覇について語った。米公式サイト『MLB.com』が7日(日本時間8日)、伝えている。
 
 アストロズはメジャーリーグ機構(MLB)の調査によって2017年~2018年にかけてサイン盗みをしていたことが判明。これにより、当時監督だったヒンチ氏とジェフ・ルーノーGMが1年間の試合出場停止処分を科せられ、球団は両者の解任を発表した。
 
 MLBによる約3カ月にわたって行われた調査が佳境に入り、ヒンチ氏がこの度『MLBネットワーク』のインタビューに対応。同氏はサイン盗みについて「私たちは間違っていた」と話すと同時に、サイン盗みを行っていた選手たちに対して「“やるべきではない”ともっと直接対処すべきだった」とコメント。ミーティングを開いて当事者に対して前向きに話し合った上で、サイン盗みの行為をやめさせることを促すべきだったと自身の責任を感じながら反省した。
 
 同サイトによれば、当時サイン盗みのためモニターを見ていた選手に対して、ヒンチ氏はバットでそのモニターを破壊する行動を起こしたが、サイン盗み行為は終息せず。これについて同氏は指揮官として「さらなる措置を講じるべきだった」と語っている。
 
 また、インタビューで「2017年のワールドシリーズのタイトルは汚されたものか」という質問を投げかけられると、ヒンチ氏は「誰もが(チャンピオンの称号が汚れたものかどうかについて)自分自身の結論を出さなければならないと思う」とコメント。
 
 そして、「このチームの才能と選手のキャリアが、時間をかけて証明されることを願っている。最高の選手たちが集まっているし、時間の経過とともにそれ(汚されたものではないこと)を証明できることを願っているが、チームとして行ってしまったこと。だからその質問に答えられるかどうかは分からない」と選手たちの能力を認めながらも、当時の指揮官として苦しい心境を明かした。




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