データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



“キング”の新天地はアトランタ! 元マリナーズ・ヘルナンデスがブレーブスとマイナー契約

2020/01/21

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , ,



通算169勝も…昨季の1勝8敗、防御率6.40はキャリアワースト

 アトランタ・ブレーブスが、シアトル・マリナーズから退団となっていたフェリックス・ヘルナンデス投手とマイナー契約を結んだ。米公式サイト『MLB.com』が20日(日本時間21日)、伝えている。
 
 かつてのシアトルの大エースが遂に移籍を経験することになった。同サイトによると、ブレーブスとヘルナンデスはマイナー契約で合意。これまではマリナーズ一筋のヘルナンデスだったが、新天地はナショナル・リーグで、シアトルからも遠く離れた場所に決まった。
 
 今後は春季キャンプへの招待選手としてメジャーを目指すことになる。また、もし40人ロースターに入ることができれば、100万ドル(役1億1000万円)がヘルナンデスに支払われる。なお、契約について、球団からの正式発表はまだない。
 
 ベネズエラ出身のヘルナンデスは05年にマリナーズでデビュー。豪速球を武器に駆け足に成長し、09年にはアメリカン・リーグ最多勝(19勝)、翌10年には最優秀防御率(2.27)のタイトルも獲得し、同年に投手最大の名誉であるサイ・ヤング賞にも輝いた。
 
 12年にはMLB史上23人目となる完全試合を達成。当時低迷中だったマリナーズにとって、ヘルナンデスの活躍は数少ない希望の1つだった。“キング”の愛称で親しまれ、本拠地Tモバイル・パークでは、ファンが三振を意味する「K」のプラカードを掲げ、ヘルナンデスの奪三振を後押しする光景も有名だった。
 
 しかし、15年頃から成績が徐々に悪化。元々故障離脱の少ない投手だったが、それまでの登板数の多さが祟ってか、故障が多くなった。契約最終年となった昨季も調子は上がらず、15先発で1勝8敗、防御率6.40の成績。再契約の見込みはなく、ファンに惜しまれながらマリナーズを退団した。
 
 新天地となるブレーブスにはマイク・ソロカ投手、マックス・フリード投手など先発投手は既に揃っている。そのため、ヘルナンデスはショーン・ニューカム投手ら他の候補と、ローテ5番手を狙ってプレーすることになるだろう。
 
 ここまでの通算成績は169勝136敗、防御率3.42、2524奪三振。今年4月に34歳となるヘルナンデスだが、もう一花咲かせられるだろうか。新天地での“キング”の活躍に期待が集まる。




  • 記者募集