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筒香嘉智に強力ライバル出現 カージナルスとレイズが大型トレード、外野手2人がレイズへ

2020/01/10

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レイズのポジション争いは熾烈に

 セントルイス・カージナルスとタンパベイ・レイズの間で4選手が絡むトレードが行われた。米公式サイト『MLB.com』が9日(日本時間10日)、伝えている。
 
 カージナルスはドラフト1巡目(全体16位)の若手有望株であるマシュー・リベラトーレ投手、エドガルド・ロドリゲス捕手を獲得。一方のレイズはホゼ・マルティネス外野手、ランディ・アロザレーナ外野手をトレードで獲得した。
 
 また、カージナルスは戦力均衡ラウンドBのドラフト指名権(全体66位)、レイズは戦力均衡ラウンドA(全体38位)のドラフト指名権をそれぞれ獲得している。合計4選手、20代前半が中心の若手有望株と実績あるメジャーリーガーが絡む大型トレードとなった。
 
 カージナルス入りした20歳のリベラトーレは将来的にはローテ定着が期待される右腕で、昨季はマイナーA級で16試合に登板し、6勝2敗、防御率3.10の好成績をマーク。ロドリゲスも19歳とかなり若く、18年のルーキーリーグでは打率.330をマークしていた。
 
 一方、レイズは31歳のマルティネスを獲得。今回のトレードの中では最もメジャーでの実績がある選手だ。16年にデビューすると、18年には83打点を挙げる大活躍を見せた。4年目となる昨季は128試合で打率.269、10本塁打、42打点の成績を残し、両翼と一塁を守った。
 
 また、アロザレーナは今後が期待される24歳の外野手で、昨季メジャーデビューしたばかり。3Aでは64試合で打率.358、12本塁打、メジャーでは19試合で打率.300の成績を残すなど、アベレージヒッターとして活躍している。
 
 レイズは元々ケビン・キアマイアー外野手らでレギュラーらが予想されていたものの、新たに2人が外野陣に参入することに。特にマルティネスは即戦力として期待できるため、しばらくはポジション争いが続くことになりそうだ。
 
チームには一塁手のチェ・ジマン内野手もおり、守備の評価は高くないマルティネスが指名打者(DH)を務める可能性も高い。渡米1年目の筒香嘉智外野手は早くも熾烈なポジション争いに加わることになったようだ。強力なライバルが一気に増えたが、果たして開幕レギュラーを勝ち取ることができるだろうか。