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“次世代スーパースター”ヤンキース・トーレスはAロッドの再来? 5年連続40発、OPS.900超も

2020/01/07

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23歳ですでにオールスター2度選出、昨季はチームトップの38本塁打

 ニューヨーク・ヤンキースのグレイバー・トーレス内野手を次世代のスーパースター候補として、米公式サイト『MLB.com』が6日(日本時間7日)、特集記事を配信している。
 
 昨季はメジャー2年目ながらも、144試合で打率.278、38本塁打、90打点と大活躍したトーレス。ジャンカルロ・スタントン外野手、アーロン・ジャッジ外野手を故障で長く欠く中、本塁打数はチーム1位だった。守備でもチーム事情に合わせて二塁と遊撃を守り、地区優勝に大きく貢献していた。
 
 年齢も23歳とまだ若いが、既に2度のオールスターゲームに選出されるなど、その実力はメジャーでも屈指のレベル。MLB公式サイトでは、そんなトーレスを“次世代のスーパースター”として期待を寄せている。
 
 同サイトでは今後5シーズンのトーレスの成績を予想。数字は「打率/出塁率/長打率/本塁打数」となっている。
 
2020(23歳):.287/.348/.557/41 HR
2021(24歳):.292/.357/.588/44 HR
2022(25歳):.289/.357/.586/44 HR
2023(26歳):.289/.359/.602/47 HR
2024(27歳):.287/.360/.601/47 HR
 
 予想のはいずれも驚異的な成績。もし上記の通りになるならば、5年連続40本塁打以上で計223本塁打、5年連続OPS(出塁率+長打率).900以上をマークすることになる。遊撃手としては非常に珍しい、本塁打王と打点王のタイトル獲得もあるかもしれない。
 
 名門ヤンキースの遊撃手といえば、背番号「2」が永久欠番となり、満票での米野球殿堂入りが有力視されるデレク・ジーター氏があまりにも有名だが、「スラッガー」という点でアレックス・ロドリゲス氏の方に似ているかもしれない。ヤンキース移籍後は三塁手としてプレーしたロドリゲス氏は通算696本塁打をマーク。「Aロッド」の愛称で知られる男の再来となるだろうか。
 
 通算100本塁打まではあと38本となっており、3年目となる今季での達成も有り得るトーレス。チームには看板選手のジャッジ外野手がいるが、球団史に残るのはジャッジだけではなさそう。伝統ある遊撃のポジションを継ぐ、23歳のさらなる躍動に注目が集まる。