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ア・リーグ東地区に日本人3選手集結!秋山翔吾はレッズと合意 MLB年末年始に契約を結んだ選手たち

2020/01/04

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ホワイトソックスはサイ・ヤング賞左腕のカイケル獲得と3年契約

 2019年から2020年に移り変わる年末年始、メジャーリーグでは多くの選手が新天地との契約を結んだ。海を渡る意志を固めた日本人選手だけでなく、すでにメジャーで実績を積んだ有力選手たちが、2020年新たなキャリアを重ねていく。
 
 2019年12月27日(日本時間28日)から2020年1月3日(同4日午前11時)までに米公式サイト『MLB.com』で正式に契約発表された中では、トロント・ブルージェイズの積極的な補強が目立った。まず先発ローテーション投手として柳賢振(4年8000万ドル:約87億円)、山口俊(2年635万ドル:約6億9000万円)を獲得。柳は昨季ロサンゼルス・ドジャースで14勝を挙げ、防御率2.32はメジャートップの成績だった。シーズンを通じて健康体で過ごすことができれば、チーム浮上の原動力になるだろう。
 
 また、山口は昨季読売ジャイアンツで勝利数(15勝)勝率(.789)奪三振(188)と投手3冠を達成するキャリアハイのシーズンを過ごした。過去には中継ぎ投手としての活躍もあったことから、チームとしての起用法も注目される。アメリカン・リーグ東地区の球団への加入ということで、これでニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手、タンパベイ・レイズの筒香嘉智内野手と日本人選手が同地区に3人集まることになった。
 
 そして今オフ、ブルージェイズ以上に補強に力を入れている印象のあるシカゴ・ホワイトソックスが通算84勝、2015年にアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した左腕ダラス・カイケル投手を獲得(3年5550万ドル:約60億円)。ホワイトソックスはこれまでにも主砲ホセ・アブレイユ内野手との再契約やヤズマニ・グランダル捕手、ノマー・マザーラ外野手の獲得と有力選手を確保してきたが、先発ローテーションの一角を期待されるベテラン左腕の存在は地区優勝へ向けて強力カードとなった。
 
 その他にも、ロサンゼルス・エンゼルスからフリーエージェント(FA)となっていたコール・カルフーン外野手はアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ(2年総額1600万ドル:約17億4000万円)、ロサンゼルス・ドジャースからFAだったリッチ・ヒル投手はミネソタ・ツインズへ(1年最大1250万ドル:約13億6000万円)移籍。リーグを股にかけたベテラン選手の活躍に注目が集まる。
 
 また、まだ『MLB.com』で正式に発表はされていないが、埼玉西武ライオンズからフリーエージェント(FA)宣言をしていた秋山翔吾外野手が、同サイトによってシンシナティ・レッズとの契約合意が伝えられており(3年2000万ドル:約21億8000万円)、正式発表は間もなく行われるものと予想される。秋山が正式にレッズに加入すれば、日本人選手は歴代を通じてメジャー全30球団に所属したことになり、“全球団制覇”が達成されることになる。

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