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カブス、西武FAの秋山翔吾と接触! 理想的な“1番・中堅”の獲得へ尽力「複数のニーズに対応」

2019/12/12

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ヘイワードを右翼に戻して空いた中堅にスッポリ

 埼玉西武ライオンズからフリーエージェント(FA)宣言しメジャーリーグ(MLB)挑戦を表明している秋山翔吾外野手が、シカゴ・カブスなど3球団と接触したことが分かった。米メディア『CBSスポーツ・シカゴ』が11日(日本時間12日)、伝えている。
 
 秋山がダルビッシュ有投手を擁するカブスと接触したことが分かった。同メディアはまず、シカゴの地元ラジオ局『WSCR』のブルース・レバイン記者が投稿した「カブスと他2チームが、日本の中堅手・秋山と接触」というツイッターを紹介。その上で、カブスにとって秋山が「複数のニーズに対応し役立つ」だろうと伝えている。
 
 秋山の長所として挙げられたのは、通算.376としている出塁率の高さだ。1番打者の出塁率が今季メジャー最低だったカブスにとって、今季だけで出塁率.392、20本塁打、打率.303の成績を残した秋山は大きな得点源になることが期待される。
 
 また、カブスは今季、5人の選手が中堅手を務めたが、合計の成績が打率.232、出塁率.305、長打率.388(OPS.693)と低迷。1番打者だけでなく、中堅手として秋山の攻撃力が必要とされているとした。
 
 カブスは今季途中にニコラス・カステヤノス外野手を獲得して右翼で起用したことにより、ジェイソン・ヘイワード外野手を中堅に起用。しかし、カステヤノスがFAになった今、再びヘイワードを5度のゴールドグラブ賞を獲得した右翼に戻したい意向。それにより中堅が空き、すんなりと秋山を据えることができる。
 
 同メディアは「秋山を獲得するには比較的を多くの費用をかけずに済む」としているが、それは他球団にとっても同じ。前述のレバイン氏が報告している通り、他の2球団との争奪戦となることがされる。チームの様々なニーズに適している秋山を獲得することができるか、戦力の底上げと勝利のため、日本屈指のヒットメーカーを逃しはしない。