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パドレスとブリュワーズがトレード 有望株ウリアス、先発デビースら4選手が移籍

2019/11/28

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 サンディエゴ・パドレスとミルウォーキー・ブリュワーズの間で、4選手が移籍するトレードが行われた。米公式サイト『MLB.com』が27日(日本時間28日)、伝えている。
 
 パドレスはブリュワーズにルイス・ウリアス内野手、エリック・ラウアー投手を放出、一方のブリュワーズはザック・デビース投手、トレント・グリシャム外野手を交換相手としてパドレスに放出した。パドレスからブリュワーズには後日指名選手がもう1人、もしくは金銭が支払われるとのこと。26歳のデービスを除く3選手が20代前半と若く、これからの成長が期待される。
 
 パドレスからブリュワーズに移るウリアスは屈指の有望株。身長175センチとメジャーリーガーの中では小柄だが、確実性の高い打撃と選球眼に光るものがある。昨季メジャーデビューを飾り、チームの将来を担う1人として期待されていた。 2年目となった今季は71試合で打率.223、4本塁打、24打点。メジャーではまだ優れた成績を残せていないが、3Aでは打率.315、19本塁打、62打点と大活躍した。
 
 ブリュワーズの二塁にはケストン・ヒウラ内野手がおり、ウリアスと若手2人での二遊間コンビが見られるかもしれない。加えて、ブリュワーズには貴重な左腕ラウアーが加入している。
 
 一方、ブリュワーズから放出されたデビースは、今季31先発で10勝7敗、防御率3.55の成績。チェンジアップなどを駆使して凡打の山を築き、チームではエース的存在だった。17年には自己最多となる17勝を挙げている。先発投手の補強が必要だったパドレスにとってデビースの獲得は吉と出る可能性が高い。
 
 なお、パドレスは同日にフリーエージェント(FA)のドリュー・ポメランツ投手と4年3400万ドル(約37億円)で契約合意。70勝92敗と大きく負け越した今季の雪辱へ向け、オフの補強に抜かりはない。