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超強力遊撃手2人が契約延長へ! MVP候補のセミエン&カブスのバイエズが合意間近か

2019/11/27

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 MLBを代表する2人の遊撃手が、所属球団との契約を延長するようだ。公式サイト『MLB.com』は26日(日本時間27日)、オークランド・アスレチックスのマーカス・セミエン内野手とシカゴ・カブスのハビア・バイエズ内野手について、ともに所属球団との契約延長で合意に間近であることを伝えた。
 
 近年のMLBでは、超大型フリーエージェント(FA)契約のケースが減少。争奪戦による年俸の極端な高騰を避け、長期的に有望株を育成する方向にかじを切る球団が増えているのが現在のトレンドだ。昨オフにFA移籍したブライス・ハーパー外野手、マニー・マチャド内野手らに対し、ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手やコロラド・ロッキーズのノーラン・アレナド内野手らは慣れ親しんだ球団との大型契約を結んだ。
 
 さらに進んだケースもある。シカゴ・ホワイトソックスは今季、同球団の若手有望株イーロイ・ヒメネス外野手と6年約47億円の契約をデビュー前に結んだ。そんなトレンドにフィットする契約がこのオフも誕生しそうだ。アメリカン・リーグのMVPレースで3位につけたアスレチックスのセミエン、ポストシーズンを逃したものの主軸として貢献したカブスのバイエズである。
 
 セミエンは今季、162試合出場で打率.285、33本塁打、92打点、10盗塁、OPS(出塁率.369+長打率.522).892。守備面でも安定したプレーが光り、MVP最終候補に残った。バイエズは打率.281、29本塁打、85打点、11盗塁、OPS(出塁率.316+長打率.531).847をマーク。圧巻の走塁センスと派手な守備でも貢献を見せた。
 
 アスレチックスは、2020年オフにFAとなるセミエンをトレードで放出する方針も示唆していた。しかし、本人の意向との慎重なすり合わせを重ね、長期契約で引き留める方針のようだ。バイエズは2年後にFAを控えるが、同じタイミングでアンソニー・リゾ内野手、クリス・ブライアント内野手もFA。早い段階でバイエズの契約を確保したい方針だ。
 
 中長期的な球団の編成方針が垣間見えるオフシーズン。思い切った長期契約は吉と出るだろうか。