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MLB挑戦の秋山翔吾、ダルビッシュ有所属のカブスが興味 課題解消に太鼓判「中堅をカバーできる」

2019/11/19

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カステヤノスFAで外野手薄…日本屈指の安打製造機に白羽の矢

 埼玉西武ライオンズからメジャー挑戦を表明している秋山翔吾外野手を、シカゴ・カブスが獲得に興味を示していることが分かった。米メディア『Sports Mockery』が18日(日本時間19日)、伝えている。
 
 トロント・ブルージェイズなどが獲得の有力候補に挙がっていたが、今回、秋山の獲得に興味を示しているとして取り上げられたのがカブス。日本を代表する安打製造機に、新たな移籍候補が浮上した。
 
 また、同サイトは「アキヤマはカブスのリードオフ、そしてセンターの穴をカバーすることができるだろう」と太鼓判。また、カブスは秋山に興味を抱く4~5球団の内の一つとも伝えられており、獲得に関心のあるチームが多いことも分かっている。
 
 今回、移籍候補として取り上げられたカブスは人気球団の一つ。近年は長い低迷期を経て、2016年に108年ぶりの世界を達成。今季はクローザーのクレイグ・キンブレル投手を獲得するなどしたが、84勝78敗でナショナル・リーグ中地区3位に沈み、王座奪還とはならかった。
 
 そんなカブスだが、オフの補強項目の一つが外野手だ。25歳のアルバート・アルモーラJr.外野手が主にセンターのレギュラーを務めていたが、今季は不調。夏に途中加入したニコラス・カステヤノス外野手もフリーエージェント(FA)となり、外野陣は手薄な状態となっている。
 
 また、今季のFA市場に有力なリードオフマン候補が少ないことも、カブスが秋山の獲得に興味を示している理由の一つだという。本来は中軸のアンソニー・リゾ内野手が1番に立つことなど、大胆な起用もあったカブスだが、不動のリードオフマンはしばらく不在となっている。
 
 もし、秋山がカブスの一員となれば、日本人野手としてでは川崎宗則以来の選手となる。チームにはエース格として活躍するダルビッシュ有投手もおり、新天地に馴染むのも早いかもしれない。
 
 複数球団から興味を持たれており、今季オフの注目選手でもある秋山。本塁打全盛ともいえる現代のメジャーリーグで、持ち味のコンタクト力と守備力は貴重になってくる。今後も動向が注目される選手の1人でありそうだ。