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ヤンキース守護神チャップマン、2022年まで契約延長 FA参戦せず1年上乗せ3年総額51.8億円

2019/11/03

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今季リーグ2位の37セーブで最優秀救援投手賞

 ニューヨーク・ヤンキースが、クローザーのアロルディス・チャップマン投手と来季から2022年までの契約延長に合意したことが分かった。米スポーツ専門サイト『ESPN』が2日(日本時間3日)、速報で伝えている。
 
 チャップマンはシカゴ・カブスに所属していた2016年オフにフリーエージェント(FA)となってヤンキースへ移籍。その際に5年8600万ドル(92億9000万円)の契約を結んだ。
 
 今季でその契約の3年目までを終えチャップマン自身がオプトアウト(契約破棄)の権利を持っていたが、同サイトによれば、残りの2年3000万ドル(約32億4000万円)に1年1800万ドル(19億4000万円)を新たに加え、計3年総額4800万ドル(約51億8000万円)で契約延長することになったという。
 
 今季メジャー10年目で31歳となったチャップマンは、かつて100マイル(約161キロ)を優に超えていた速球が平均98.2マイル(約158キロ)となったが、キレのある高速スライダーとのコンビネーションで打者を圧倒。
 
 最終的にレギュラーシーズン60試合に登板して3勝2敗、アメリカン・リーグ2位の37セーブ、防御率2.21、57投球回で85奪三振という成績を残してチーム7年ぶりの地区優勝に貢献し、リーグの最優秀救援投手賞に選出された。
 
 一時は契約を破棄してFA市場に入り、目玉の一人となることも予想された“速球王”。頼れる守護神が、来季も引き続き名門ヤンキースのピンストライプに袖を通し、ワールドシリーズ制覇を目指す。

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