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ワールドシリーズのMVP右腕ストラスバーグがFA市場へ! ナショナルズとの契約4年残して決断

2019/11/03

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09年には松井秀喜氏がWSのMVP獲得→契約満了でFA→エンゼルスへ

 ポストシーズン無傷の5勝でワールドシリーズ初制覇に大きく貢献し、同シリーズ最優秀選手賞(MVP)に輝いたワシントン・ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が、球団との残りの契約を破棄しフリーエージェント(FA)となることが分かった。米公式サイト『MLB.com』など複数のメディアが2日(日本時間3日)、一斉に伝えている。
 
 現在31歳のストラスバーグは、2009年ドラフト全体1位で指名されナショナルズに入団。メジャー10年目の今季はナショナル・リーグトップの18勝(6敗)、防御率3.32とキャリアハイの成績を残した。
 
 そしてワイルドカードで進出したポストシーズンでも好調を維持し、計6試合で5勝0敗、防御率1.98をマーク。ワールドシリーズでは崖っぷちとなった第6戦で8回途中2失点の好投を見せるなど2勝を挙げてMVPを獲得し、球団初の世界一に大きく貢献した。
 
 そんな最高のシーズンを送ったストラスバーグが、残り4年となっていた球団との契約を破棄(オプトアウト)し、ともに戦ったアンソニー・レンドーン内野手らと一緒にFAとなるという。まだ公式には発表されていないが、すでに米公式サイト『MLB.com』、米スポーツ専門サイト『ESPN』など複数のメディアが情報筋の話として一斉に報じた。
 
『MLB.com』によれば、このストラスバーグのオプトアウト決定は東部時間2日正午までに行われたものの、ナショナルズは同日午後にワシントンの街で優勝パレードを行う予定となっており、報道はストラスバーグも参加したパレードが終わった後まで待たれた形となった。
 
 ストラスバーグは2016年5月に7年総額1億7500万ドル(約189億円)を締結しており、今季はその3年目。元々最低でも2019年までの契約を約束しており、それ以降はストラスバーグにオプトアウトの権利があった。そして、ジェイコブ・デグロム投手(ニューヨーク・メッツ)らとともにサイ・ヤング賞の有力候補と目されるこのタイミングでFAとなる決断を下した。
 
 今後は、ワールドシリーズで相対したゲリット・コール投手(ヒューストン・アストロズ)や今季11勝のザック・ウィーラー投手(メッツ)、世界一3度経験のマディソン・バムガーナー投手(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、今季ナ・リーグ最優秀防御率の柳賢振(ロサンゼルス・ドジャース)、今季15勝のジェイク・オドリッジ投手(ミネソタ・ツインズ)らのいるFA市場で他球団の移籍、さらなる大型契約を狙う。
 
 かつては、ニューヨーク・ヤンキースが2009年のワールドシリーズを制し、シリーズMVPを獲得した松井秀喜氏が契約満了でシーズン終了後にFAとなったケースがある(その後、ロサンゼルス・エンゼルスに入団)。ストラスバーグの場合は契約期間を残してのFAだが、さらなる飛躍に向けて大きな決意を見せた剛腕がどのチームとどんな契約を結ぶのか、大きな注目が集まる。