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ヤンキース・グレゴリアス、FAで古巣レッズ移籍も 正遊撃手イグレシアス流出濃厚で“定位置”確約か

2019/10/30

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今季はトミー・ジョン手術から復活で16本塁打

 ニューヨーク・ヤンキースの遊撃手ディディ・グレゴリアス内野手が、オフにフリーエージェント(FA)となり、その移籍先としてデビュー年を過ごしたシンシナティ・レッズが候補に挙がっていることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が29日(日本時間30日)に伝えている。
 
 グレゴリアスはオランダ・アムステルダムで生まれ、同国領アンティル・キュラソー島で育った29歳。2007年にレッズとマイナー契約し、オランダ代表として活躍しながら、2012年にレッズでメジャーデビューを果たした。
 
 レッズでは8試合の出場ながら6安打を放ち、打率.300と活躍。オフに秋信守外野手とのトレードでクリーブランド・インディアンスに移籍し、その日のうちにアリゾナ・ダイヤモンドバックスへトレードされた。
 
 ダイヤモンドバックスでは2年間で計183試合に出場し、打率.241、13本塁打、55打点の成績を残して将来を有望視された。しかし、2014年のオフにデトロイト・タイガースが絡む三角トレードでヤンキースに移籍。名門チームの扉を叩いた。
 
 ヤンキースでは、デレク・ジーター氏が前年に引退したことにより、移籍1年目からいきなり正遊撃手として155試合に出場。さらに翌年は153試合で20本塁打と長打力が開花し、打率.276、70打点と活躍した。
 
 2017年には打率.287で25本塁打、2018年は打率.268と下げたものの、キャリアハイの27本塁打をマークするなど、チームの要の一人として順調に成長を遂げていく。
 
 しかし、2018年のオフに右肘の靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け長期離脱を余儀なくされ、懸命なリハビリを経て今季6月に戦列復帰。82試合の出場で打率.238、16本塁打、61打点の成績を残し、チームの7年ぶりの地区優勝に貢献した。
 
 同サイトによれば、このグレゴリウスが今オフにFAとなり、かつての古巣レッズに移籍する可能性があるという。レッズは今季遊撃として136試合に先発出場したホセ・イグレシアス内野手がFAとなり、ポジションが空く。ここにグレゴリアスを入れたい考えだ。
 
 資金の問題でも、グレゴリアスは今季の成績からして年俸1175万ドル(約12億7000万円)からより手頃な価格になることは必至。さらにレッズは今季8月に契約した年俸550万ドル(約6億円)のフレディ・ギャルビス内野手の契約を打ち切り(100万ドル:約1億800万円でバイアウト)、FA市場に送ることでまとまったお金を作ることができる。
 
 遊撃を本職とするギャルビスとのポジション被りも避けられ、グレゴリアスに正遊撃手のポジションを用意する姿勢だという。
 
 トミー・ジョン手術から復活して再スタートを切ったグレゴリアスだが、ダイヤモンドバックスとヤンキースで成長した姿を、シンシナティの地で見せることになるのか。メジャー屈指の遊撃手が、キャリアの岐路に立っている。