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ワールドシリーズで如実に表れた米国の“野球離れ”。メディアも非情の無視…国民の興味が希薄になるワケ

2019/10/28

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ナショナルズ指揮官からは皮肉「“ご存じのとおり”…」

 メジャーリーグ(MLB)は26日(日本時間27日)までにワールドシリーズ第4戦までが終了。同シリーズは現在2勝2敗のタイで、その激戦に目が離せない展開となっているが、米国ではイマイチ盛り上がりに欠けているようだ。
 
 アメリカン・リーグを2年ぶりに制したヒューストン・アストロズと、ナショナル・リーグ初優勝を果たしたワシントン・ナショナルズによるワールドシリーズは、両チームの強力先発投手陣をいかに攻略するかなどが注目されたマッチアップ。第4戦を終えた時点でともに2勝ずつと拮抗していて、どちらが世界一を掴み取るのか分からない激戦となっている。
 
 しかし、27日(日本時間同日)付の米紙『ボストン・グローブ』は、今年のワールドシリーズが驚くほど米国の注目を集めていないことを指摘している。同紙はまず、「テレビの評価は史上最低」だと単刀直入にバッサリ。ナショナルズのデーブ・マルティネス監督の「“ご存じの通り”、私たちはワールドシリーズに出場している」という皮肉とも取れる言葉を引用しながら、「言い換えれば、残念だということだ」という一言を添えている。
 
 また、メディア内でも薄い反応が如実で、同紙は「当該地域以外の新聞はワールドシリーズをほとんど取り上げず、『ダラス・モーニング』(アストロズが本拠地を置くテキサス州の地元紙)は、アストロズのワールドシリーズをカバーしていなかった」と驚きを示した。
 
 それに加えて、「ワールドシリーズの記者席は予想通りヒューストンとワシントンの人々でいっぱいだったが、シカゴ、デトロイト、クリーブランド、セントルイス、サンフランシスコの新聞社は来ていなかった。(ヒューストンとワシントンの2都市以外は)ニューヨーク、ロサンゼルス、ボストンだけ。他のみんなはNFLとNBAにこだわっている」とMLBの寂しい現状を嘆いている。

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