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MLB公式、大谷翔平の「通信簿」発表 来季は「週1で登板、3~4は打者で二刀流復活へ」

2019/10/18

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は現在、膝の手術から復帰を目指してリハビリ中。公式サイト『MLB.com』は17日(日本時間18日)、そんな二刀流の2019年を振り返り、「よかった点」と「よくなかった点」をまとめて伝えた。また、来季への展望も語られている。
 
 同記事は、大谷翔平の2019年シーズンを「ユニークだった」と前置き。本来の二刀流ではなく、投手を封印して指名打者に専念したシーズンを振り返った。今季残した、106試合に出場し打率.286、18本塁打、62打点、12盗塁という成績には、「怪我をしても、強打者であることを証明した」とまずまずの評価を下している。
 
 しかし同記事によれば、大谷自身は、もっと良いシーズンにできた、と話したという。チームの低迷の要因にも自らの不調をあげ、悔しさをにじませるコメントだった。
 
 同記事は、今季の大谷の「よかった点」として、打球速度と走力をあげた。データ収集システム『スタットキャスト』によれば、大谷の平均打球速度は92.8マイル(約149キロ)で、これはMLBで11位。全体のうち上位3%に入る素晴らしい数字だった。また、膝に故障を抱えていたものの、衰えなかった走力も高評価だった。
 
 一方の「よくなかった点」で初めにあげられたのは、やはり故障による離脱だ。今季初めて試合に出場したのが5月7日(日本時間8日)と出遅れた。さらに、9月11日(同12日)には左膝手術を受けて今季を終えた。来季以降求められるのは、長いシーズンを戦い抜く体力となりそうだ。また、後半戦の打撃成績の低下も指摘。自身も「キーになる」としたオールスター・ブレイク以降まで好調を維持することが来季の目標になりそうだ。
 
 2020年の大谷はどのようなシーズンを送るのだろうか。膝のリハビリはスプリング・トレーニングまでに完了し、準備万端で挑む予定。12月にも、投球の本格的なメニューを再開する可能性があるという。同記事は、「週に1日先発登板し、3~4日は指名打者として出場」というプランが有力だと伝えた。今季、最大の弱点となった投手陣の復権のため、大谷の右腕が重要な要素となりそうだ。
 
 MLBでは、二刀流を目指したり、実践している選手が増加。先駆者の大谷は、彼らの高い壁で居続けることができるだろうか。故障との戦いに打ち勝ち、世界一へと駆け上がる姿に注目したい。




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