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エンゼルス、球団職員が急逝スキャッグスさんに薬物提供 遺族ショック「どのように支配されたか追究」

2019/10/13

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球団広報部長のエリック・ケイ氏が長年にわたり…

 ロサンゼルス・エンゼルスの元投手で7月に急逝したタイラー・スキャッグスさんについて、球団の広報部長が禁止薬物で麻薬性鎮痛薬のオキシコドンを提供していたことが分かった。米スポーツ専門サイト『ESPN』が12日(日本時間13日)に伝えている。
 
 スキャッグスさんは7月に遠征先のテキサス州のホテルで死亡。検死報告では、オピオイドに分類される禁止薬物である麻薬性鎮痛薬のオキシコドンとフェンタニルの摂取が認められ、アルコールとともに摂取したことで死に至ったとされている。
 
 そして、同サイトでは、球団広報部長のエリック・ケイ氏が長年にわたってスキャッグスさんにこのオキシコドンを提供していたことを麻薬取締局に証言したことを報じている。
 
 ケイ氏は自身が不法に入手したオキシコドン6錠のうち3錠を、カリフォルニア州からテキサス州に向かう1日~2日前にスキャッグスさんに提供した。
 
 しかし、普段からスキャッグスさんは提供されたオキシコドンをすぐに摂取していたため、テキサスでの死亡時に摂取されていたものは自身が提供したものではないと証言しているという。
 
 スキャッグスさんの遺族は「球団の従業員に関与の可能性があると知ってショックを受けた。タイラーがどのようにして支配されたか、真実が分かるまで追究していく」と話している。