大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » ナショナルズ、敵地で最高の2連勝!シャーザーが7回0封11K 初のWS進出へ前進【MLBリーグ優勝決定シリーズ】

ナショナルズ、敵地で最高の2連勝!シャーザーが7回0封11K 初のWS進出へ前進【MLBリーグ優勝決定シリーズ】

2019/10/13

text By

photo

Getty Images



ウェインライトと意地の投げ合い

 セントルイス・カージナルスとワシントン・ナショナルズによるナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第2戦が12日(日本時間13日)、カージナルスの本拠地ブッシュ・スタジアムで行われ、ナショナルズが2連勝を飾った。
 
 初のワールドシリーズ進出を目指すナショナルズは、第1戦でアニバル・サンチェス投手が好投し先勝。敵地で貴重な1勝をもぎ取った。そして迎えた第2戦も、先発を託されたマックス・シャーザー投手が期待に応える投球を見せた。
 
 シャーザーは初回、カージナルスの上位から中軸打線に対していきなり3つの三振を奪うと、2回は一転して打たせて取る投球で3者凡退と上々の立ち上がりを見せる。
 
 すると3回、ナショナルズ打線はカージナルス先発のアダム・ウェインライト投手から先頭の8番マイケル・テイラー外野手が左翼スタンドへソロ本塁打を放ち1点の先制に成功した。
 
 先に援護をもらったシャーザーは、直後のマウンドでも96マイル(約154キロ)台のフォーシームで2つの三振を奪うなど3者凡退。4回、5回も計3つの三振をマークしてカージナルス打線に2回以降1人の走者も許さない。
 
 カージナルスのウェインライトも失点後は立ち直り、6回はシャーザーに触発されるように3奪三振。7回も3者凡退でこちらも大事なマウンドで堂々の投球を見せる。
 
 シャーザーは6回2死から四球を与え久しぶりに走者を許したが、後続を打ち取り無失点。7回も1死一塁から5番ヤディアー・モリーナを遊ゴロ、6-4-3と渡って併殺を完成させ打者3人で抑え切った。

 追加点が欲しいナショナルズは終盤の8回、シャーザーの代打マット・アダムス内野手の右前安打など2本の安打で1死一、二塁のチャンスを作ると、2番のアダム・イートン外野手が右翼へ2点適時二塁打を放って3-0。好投を続けていたウェインライトをマウンドから引きずりおろす。
 
 そしてその裏、シャーザーの後を託されたショーン・ドゥーリトル投手が代打ホセ・マルティネス外野手に適時打を浴びるも、許した失点はこの1点のみに抑えた。
 
 9回は3番手として登板したパトリック・コービン投手が打者1人を抑えると、クローザーとしてマウンドに上がったのは夫人の出産に立ち会うため前日まで「父親リスト」に入っていたダニエル・ハドソン投手。
 
 ハドソンは3番ポール・ゴールドシュミット内野手を左飛に打ち取ると、4番マーセル・オズーナ外野手も一ゴロとして試合終了。ナショナルズが3-1で勝利し、カージナルスに対して敵地で連勝を飾った。
 
 勝利投手となったシャーザーは、7回101球(ストライク65球)を投げ被安打1、与四球2、奪三振11、無失点。今ポストシーズンはこれで4試合で2勝0敗、防御率1.80としている。
 
 第3戦は移動日を挟んで、今度はナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークで開催。先発はカージナルスがジャック・フラハティ投手、ナショナルズがスティーブン・ストラスバーグ投手となっている。

1 2