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メッツ、ベルトラン氏を次期監督として「真剣に検討」 指導者経験なしも“ファン人気”後押しか

2019/10/12

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6年半で通算149本塁打、キャリアハイをメッツで過ごす

 ニューヨーク・メッツの次期監督候補として、かつて同球団で活躍したカルロス・ベルトラン氏の名前が挙がっていることが分かった。米メディア『Larry Brown Sports』が11日(日本時間12日)、伝えている。
 
 メッツは今季86勝76敗で貯金「10」を作りながらナショナル・リーグ東地区3位でポストシーズンに進めず、3年契約の2年目だったミッキー・キャラウェイ監督の解任を決定していた。
 
 そんな中、同サイトでは後任の監督候補として指導者経験のないベルトラン氏の名が挙がり「真剣に検討されている」と報道。すでに球団との面談の機会も設けており、それは「単なる形式的なものではない」としている。
 
 現在42歳のベルトラン氏は1998年にカンザスシティ・ロイヤルズでデビューし、ヒューストン・アストロズを経て2004年途中からメッツに移籍。メッツでは2006年に当時の球団記録であるシーズン41本塁打を記録するなど、6シーズン半の在籍で打率.280、878安打、149本塁打、559打点をマークした。
 
 その後はセントルイス・カージナルスやニューヨーク・ヤンキースなどでプレーし、アストロズで過ごした2017年を最後に現役を引退。メジャー20年間での通算成績は打率.279、2725安打、435本塁打、1587打点となっている。
 
 選手としての実績では申し分ないベルトラン氏だが、同サイトは「メッツの次期監督候補には、ジョー・ジラルディ氏(元ヤンキース監督)やジョー・マッドン氏(前シカゴ・カブス監督)などのようなビッグネームに加えて経験の浅い人もいるが、おそらくベルトラン氏はファンの間で人気のある人材だ」と指摘。
 
 キャリアハイのシーズンを含めて選手として最も脂が乗った時期をメッツで過ごしたベルトラン氏が、再びニューヨークの地で今度は監督として世界一を目指すことになるのだろうか。