大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » ニュース » ナショナルズ、打点王レンドーンに超大型契約提示 最大7年総額232億円オファーへ

ナショナルズ、打点王レンドーンに超大型契約提示 最大7年総額232億円オファーへ

2019/10/01

text By

photo

Getty Images



実力はMVP級も…過小評価気味?

 ワシントン・ナショナルズは今季オフにフリーエージェント(FA)になるアンソニー・レンドーン内野手に対して超大型契約を提示していることが分かった。米メディア『CBS Sports』が31日(日本時間10月1日)、伝えている。
 
 新たなスーパースター誕生となるかもしれない。同メディアによると、ナショナルズは今オフにFA権を取得するレンドーンに対して長期契約をオファーしていることが判明。メジャーを代表する三塁手をチームに残留させようとしていることが分かった。
 
 そのオファーの内容は最大で7年2億1500万ドル(約232億円)という超大型契約。単純計算で年俸は約33億円になり、契約締結となればレンドーンは一気にブライス・ハーパー外野手(フィラデルフィア・フィリーズ)ら超高給選手と肩を並べることになる。
 
 2013年にナショナルズでメジャーデビューしたレンドーンは強打の三塁手として活躍。同リーグにはノーラン・アレナド内野手(コロラド・ロッキーズ)らがいることもあり、決して注目度が高い選手ではなかったが、堅実に結果を残してきた。
 
 そして29歳となったメジャー7年目の今季はさらに打撃開眼。146試合で打率.319、34本塁打、126打点、OPS(出塁率+長打率)1.010と自己ベストの成績でシーズンを終えた。打点ではフレディ・フリーマン内野手(アトランタ・ブレーブス)をかわしてナショナル・リーグ1位となり、自身初めて主要打撃部門のトップに立った。
 
 加えて、MVPレースでは本塁打王を争ったコディ・ベリンジャー外野手(ロサンゼルス・ドジャース)、クリスチャン・イェリッチ外野手(ミルウォーキー・ブリュワーズ)に次いでの有力候補でもあるレンドーン。今季に限れば、最強三塁手であることに間違いはなさそうだ。
 
 チームは開幕前にハーパーに超大型契約をオファーしたものの失敗。再び主力選手との長期契約を目指すならば、次こそは成功させたいところだ。FA市場に出れば引く手あまたのレンドーンだが、果たして来季はどの球団でプレーすることになるだろうか。