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アストロズ・グレインキー、9回1死までノーヒットノーランの快投! 菊池雄星は2失点好投も11敗目

2019/09/26

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アストロズは18勝トリオ誕生

 ヒューストン・アストロズは25日(日本時間26日)、敵地でシアトル・マリナーズ戦と対戦。アストロズはザック・グレインキー投手、マリナーズは菊池雄星投手がそれぞれ登板し、グレインキーは9回途中までノーヒットノーランを継続する好投で18勝目を手にした。
 
 初回、マリナーズ先発の菊池は先頭のジョージ・スプリンガー外野手に中安打を許すと、3番に座ったアレックス・ブレグマン内野手にタイムリー二塁打を浴びて1失点。後続の安打でさらに失点し、不安定な立ち上がりで2点を失う。
 
 一方、アストロズ先発のグレインキーは先頭のシェド・ロング外野手を外角低めギリギリのチェンジアップで空振り三振に仕留めると、続くJ.P.クロフォード内野手は90.1マイル(約144キロ)の直球で空振り三振。初回2奪三振で最高の立ち上がりを見せる。
 
 好投するグレインキーだが、菊池も負けていなかった。初回以降は冷静な投球を取り戻し、3回には強打者ヨーダン・アルバレス内野手をスライダーで空振り三振。続くユリ・グリエル内野手も宝刀スライダーで空振り三振に仕留め、6回まで無失点。7回に投手交代となり、マウンドを降りた。
 
 菊池が降板した後もグレインキーはノーヒットノーランを継続。6回に四球を与えた以外は出塁を許さず、自慢の変化球とメジャー最高峰の制球力を最大限に発揮した。試合は3-0でアストロズがリードしたまま9回裏を迎える。
 
 ノーヒットノーランがかかった最終回、グレインキーは先頭のトム・マーフィー捕手をチェンジアップで二ゴロに打ち取って1アウト。しかし、続くオースティン・ノラ内野手にカーブを捉えられ、左安打を浴びてしまう。
 
 あとアウト2つのところでノーヒットノーランの快挙達成が破れてしまったグレインキー。次打者にも安打を浴びたところで2番手のウィル・ハリス投手に交代。試合はハリスがきっちりと締めて3-0でアストロズが104勝目を飾った。
 
 惜しくもノーヒットノーランを逃したグレインキーだが、これで今季18勝(5敗)。この日は8回1/3、108球(ストライク68球)を投げて2安打、9奪三振、無失点。防御率は3.02となっている。
 
 なお、マリナーズ先発の菊池雄星投手は6回103球(ストライク69球)を投げて6安打、4奪三振、2失点で11敗目。防御率は5.46となっている。グレインキーの快投の影に隠れてしまったが、初回以降は安定した投球を披露していた。