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平野佳寿、1回2Kで奪三振率10.2も痛恨被弾 ダイヤモンドバックスはPOの可能性消滅

2019/09/24

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昨季の奪三振数にあと「1」

 アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が23日(日本時間24日)、本拠地チェイス・フィールドでのセントルイス・カージナルス戦にリリーフ登板し、1回を投げて2奪三振1失点だった。
 
 ダイヤモンドバックスは2-6と4点を追う5回にジョシュ・ロハス外野手、エデュアルド・エスコバー内野手の適時打などで3得点し5-6と1点差に詰め寄る。
 
 そしてお互い2イニング連続無得点で迎えた8回、平野が4番手として登板。先頭の7番マット・カーペンター内野手に対してフルカウントから90.2マイル(約145キロ)のフォーシームで空振り三振に仕留め、まず幸先良く1アウトを取る。
 
 しかし、続くハリソン・ベイダー外野手にはカウント2-1から高めに浮いた91.3マイル(約147キロ)のフォーシームを捉えられると、打球はあっという間に左翼スタンドに飛び込むソロ本塁打に。5-7と痛い一発を浴びてしまった。
 
 平野は代打のタイラー・オニール外野手を82.6マイル(約133キロ)のスプリットで中飛に打ち取り、最後も1番のデクスター・ファウラー外野手をスプリットで空振り三振に抑えて3アウト。この日は1回19球(ストライク11球)を投げて被安打1(本塁打1)、無四球、奪三振2、失点1の内容で防御率を4.94とした。
 
 60試合目の登板となった平野は、この日の投球で58奪三振に達し、75試合に登板した昨季の59奪三振にあと「1」に迫った。51投球回の今季は9イニング当たりの奪三振率が10.2。66回1/3を投げた昨季の8.0から大幅に数字を伸ばしている。
 
 ダイヤモンドバックスは、9回にもこの日2ラン本塁打を放っているヤディアー・モリーナ捕手に犠飛を浴びるなど2失点。最後の攻撃でニック・アーメッド内野手のソロ本塁打などで2点を返したが、なおも2死二塁から後続が繋ぐことができず7-9で敗れた。
 
 ダイヤモンドバックスはこれで80勝77敗(勝率.510)として、ワイルドカード戦線から脱落。2017年以来2年ぶりのプレーオフ進出の夢が絶たれた。一方。勝利したカージナルスはナショナル・リーグ中地区優勝マジックを「3」としている。