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ロイヤルズ、ヨースト監督が退任発表 青木宣親を擁してWS進出、15年には30年ぶり世界一導く

2019/09/24

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球団記録の監督通算744勝、“ロイヤルズ旋風”巻き起こす

 カンザスシティ・ロイヤルズは23日(日本時間24日)、ネッド・ヨースト監督が今季限りで球団の監督を退任することを発表した。米公式サイト『MLB.com』が同日、伝えている。
 
 サンフランシスコ・ジャイアンツのブルース・ボウチー監督に続いて、またも1人の名将が現場を退くことになった。
 
 同サイトによると、ロイヤルズのヨースト監督が今季限りで監督を退任することが決定。後任者としてはセントルイス・カージナルスで監督を務めたマイク・マシー二ー氏が候補に挙がっていたが可能性は薄く、誰が次期監督を務めるかは分かっていない。
 
 ヨースト監督は退任に際して「ロイヤルズでは監督としての時間を本当に楽しむことができた。ファンと球団と苦楽をともにしたことを決して忘れない。カンザスシティは私にとって特別な場所だ」とコメント。球団への謝辞と今後の激励も述べた。
 
 ヨースト監督は2003年から2008年途中までミルウォーキー・ブリュワーズで監督を務めた後、2010年途中、北海道日本ハムファイターズでも指揮を執ったトレイ・ヒルマン監督に代わってロイヤルズ監督に就任する。
 
 当時のロイヤルズは低迷中で常に最下位を争う状態。ヨースト監督就任の2010年も地区最下位には沈んでしまうが、徐々にチームは立ち直っていき、2013年には球団10年ぶりの勝率5割超を達成した。
 
 そしてロイヤルズは黄金期に突入。ロレンゾ・ケイン外野手(現ブリュワーズ)、エリック・ホズマー内野手(サンディエゴ・パドレス)ら若手野手と鉄壁リリーフ陣を中心に球界を席巻。高い守備力と走力を活かした戦法でロイヤルズ旋風を起こしていく。
 
 チームは2014年から2年連続でワールドシリーズ進出。2014年には青木宣親外野手を擁し、2015年にはニューヨーク・メッツを下して30年ぶりの世界一に輝いた。ヨースト監督にとっても初のワールドシリーズ制覇だった。
 
 その後主力選手のフリーエージェント(FA)でチームは解体するものの、チームでは俊足巧打のウィット・メリフィールド内野手、今季ア・リーグ最多本塁打(45本)のホーヘイ・ソレーア内野手らが活躍。将来有望な若手を輩出していた。
 
 ヨースト監督はブリュワーズ時代も含め、23日(同24日)時点で監督通算1201勝1338敗。ロイヤルズでの通算744勝は球団記録となっている。低迷中のロイヤルズを世界一にまで導いた功績は非常に大きく、ファンにとっても忘れらない名将となるはずだ。




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