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エンゼルス・トラウト、右足手術で今季終了 神経腫悪化で決断、スタッフには感謝「努力してくれた」

2019/09/16

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アブレーション治療などの処置でも改善せず

 ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手が、右足の手術のため今季残りのシーズンの試合に出場しないことが分かった。米公式サイト『MLB.com』が15日(日本時間16日)に伝えている。
 
 トラウトは右足に「モートン病」と呼ばれる神経腫を発症。しびれや疼痛、灼熱痛などを生じる同病を除去するため、手術に踏み切ることを決断した。
 
 同サイトによると、トラウトは「数週間前に初めてMRI検査を受けた際、それを除去するために年末に手術する必要があると分かったが、悪化した」とコメント。また、「我々は様々な検査を試みたが、トレーニングスタッフは素晴らしかった。彼らは正しい方向に進むよう常に努力してくれた」と球団の対応に感謝している。
 
 トラウトはこれまで患部に凍結アブレーション治療などを施すなどの処置を受けたが、依然として不快感は取り除けていなかった。手術後はそれらは改善されるとされており、来季以降のプレーには問題ないという。
 
 エンゼルスのブラッド・オースマス監督は「彼は間違いなくプレーしたいと思っている」とトラウトの胸中を思いながら、「神経腫を抱えてフィールドに立つことは生産的ではないことを理解している」と語った。
 
 過去8度のオールスター選出、2度のアメリカン・リーグ最優秀選手賞(MVP)に輝いているトラウトは、メジャー9年目の今季はここまで134試合に出場。打率.291、キャリア最多となる45本塁打、104打点、11盗塁、出塁率.438、長打率.645の成績を残し、今季もリーグMVP候補としても有力視されていた。
 
 エンゼルスにとっては、シーズン最終盤に来て左膝の手術を受けた大谷に続いてトラウトの離脱ということなったが、来季を万全の体制で迎えるためにも最善の方法でチームを前へ進めようとしている。