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メッツ・カノーが1カ月ぶり復帰! 一時は今季絶望の可能性も…逆方向弾で復活アピール

2019/09/05

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ベテラン復帰でワイルドカード獲得なるか

 左太ももの肉離れで戦列を離れていたニューヨーク・メッツのロビンソン・カノー内野手が4日(日本時間5日)、敵地でのワシントン・ナショナルズ戦で復帰。3安打1本塁打の活躍を見せた。
 
 3日(同4日)は9回に6点差をひっくり返され、サヨナラ負けを喫したメッツ。ワイルドカード枠を争うチームにとっては衝撃的な敗北となったが、その翌日には明るい話題が飛び込んできた。
 
 8月4日(同5日)に左ハムストリング断裂(肉離れ)で負傷者リスト(IL)入りしていたカノーが約1カ月ぶりに復帰。一時は今季絶望の可能性も取り上げられたほどだったが、この日は「5番・二塁」で先発出場した。
 
 2回、無死一塁で復帰後初打席を迎えたカノーは、ナショナルズ先発のアニバル・サンチェス投手と対戦。初球、甘く入った87.7マイル(約140キロ)のカットボールをセンター前に弾き返して出塁し、無死一塁、二塁とチャンスを広げる安打をマーク。早いカウントから勝負し、約1カ月ぶりの安打が飛び出した。
 
 すると4回、1死三塁のチャンスで迎えたカノーに第2打席が回る。再びサンチェスとの対戦となったカノーは、今度も初球を迷わず振り抜くと、打球は逆方向へ伸びていき、レフトスタンドに設置されたブルペンに突き刺さる11号2ラン本塁打。広角打法で知られるカノーらしい一発で復帰後初アーチとなった。
 
 カノーはその後も7回の第4打席で安打を放ち、この日は3打数3安打、1四球、1本塁打、2打点の大活躍。復帰戦を自らのバットで祝った。
 
 メッツはピーター・アロンゾ内野手の45号ソロ本塁打などで8得点。8-4で勝利し、ナショナルズとの3連戦を2勝1敗の勝ち越しで締めくくっている。
 
 なお、8月上旬から続いていたウィルソン・ラモス捕手の連続試合安打は「26」でストップ。米公式サイト『MLB.com』によるとこれはデビッド・ライト氏と並んで球団2位タイの記録だという。
 
 カノーの活躍もあって勝利したメッツだが、ワイルドカード枠争いでは現在6位でポストシーズン進出となる2枠まではまだまだ遠い。これ以上離される訳にはいかないが、ベテラン・カノーの復帰を好材料に、どこまで粘れるだろうか。