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田中将大、6回2失点粘投も援護なく8敗目 ヤンキースは屈辱0封で連続得点試合「220」で止まる

2019/09/03

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キャリア防御率7.15のレンジャーズ相手に

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が2日(日本時間3日未明)、本拠地ヤンキー・スタジアムでのテキサス・レンジャーズ戦に先発登板し、6回2失点と試合を作ったが11勝目はならなかった。
 
 田中は前回登板でシアトル・マリナーズの菊池雄星投手と投げ合い、7回無失点と好投して6年連続2桁勝利となる10勝目を挙げた。そしてこの日は、11勝目を懸けて過去6試合に投げて1勝3敗、防御率7.15としているレンジャーズを相手にマウンドに登った。
 
 田中は初回、1死から連続安打を許して一、三塁とピンチを招くと、4番のノマー・マザーラ外野手に犠飛を浴びて1点の先制を許す。2回から4回まではいずれも先頭打者を安打や味方野手のエラーによって出塁させるも、後続を打ち取って失点を防いだ。
 
 ヤンキース打線は、粘投を演じる田中を援護したいところだったが、今季すでに11勝を挙げているマイク・マイナー投手の前に沈黙。3回、4回の3者凡退を含め、その他のイニングでも走者を出しながら繋がりを欠いてスコアボードに「0」を並べる。
 
 すると田中は5回、9番のホセ・トリビーノ捕手に対して、真ん中に入った初球の91.4マイル(約147キロ)を捉えられると、打球は右中間スタンドに飛び込むソロ本塁打となって0-2と痛い追加点を許してしまう。田中は、6回にこの日初めてとなる3者凡退に打ち取ったが、このイニングを最後に降板した。
 
 田中はこの日、6回103球(ストライク68球)を投げて被安打7、与四球2、奪三振5、失点2という内容で防御率を4.42とした。田中の被安打7以上は今季10度目となる。
 
 ヤンキースは、2番手で登板したネスター・コルテスJr.投手が7回は3者連続三振に抑えたものの、続く8回に適時打と3ラン本塁打を浴び4失点。0-6と終盤でビハインドが広がる苦しい展開となった。
 
 打線は8回にマイナーから2本の安打で1死一、二塁とチャンスを作るも、ここで2番手として上がったショーン・ケリー投手の前に、前日に本塁打を放ったD.J.ラメイヒュー内野手とアーロン・ジャッジ外野手がいずれも打ち取られ無得点。
 
 9回も秋信守外野手に第21号、メジャー通算210号となるソロ本塁打を浴びたヤンキースは、結局0-7で完敗。昨季2018年7月1日(同2日)から続いていた連続得点試合が「220」でストップした。先発の田中は、6回2失点と試合を作ったものの、味方の援護に恵まれなかったこともあって今季8敗目を喫している。