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ヤンキース・ジャッジが“約束のホームラン”実現! 最強左腕カーショウから感動の一発

2019/08/26

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失投見逃さず劇的一打決める

 ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が25日(日本時間26日)、敵地でのロサンゼルス・ドジャース戦で試合前にファンと約束した本塁打を実現したことが話題になっている。米メディア『The Score』が同日、伝えている。
 
 ヤンキース主砲がまたひとつ、伝説を残した。同メディアによると25日(同26日)の試合前、ジャッジは年配のファンと会話を交わし、そこで本塁打を放つ約束したとのこと。“約束の本塁打”をかけて試合に臨むことになった。
 
 しかしこの日の相手先発はドジャースが誇る最強左腕クレイトン・カーショウ投手。ここ数年はけがと戦いながらも、試合前まで13勝2敗、防御率2.71の成績を残していた。
 
 ジャッジは初回、前打者のD.J.ラメイヒュー内野手が先頭打者本塁打を放った場面で第1打席が回る。追い打ちをかけたいところだったが初球、真ん中に入った90.9マイル(約146キロ)の直球を打ち損じて中飛に倒れてしまう。
 
 しかし、次の第2打席でジャッジは約束を果たす。2死走者無しで迎えた3回、ジャッジはアウトローの直球を見送って1ボールとするが、続くインロー88.5マイル(約142キロ)のスライダーを捉えられず空振り。カウント1ボール1ストライクとなる。
 
 そして3球目、ここまで低めを徹底してきたカーショウだったが、3球目のカーブはそれまでとは一転、インハイに浮く失投。これをジャッジは迷うことなく強振し、自慢のパワーで右中間スタンドまで打球を運んだ。
 
 カーショウから今季16号ソロ本塁打を放ち、見事ファンとの約束を実現したジャッジ。試合もヤンキースが5-1で勝利した。
 
 なお、ジャッジに本塁打を浴びたカーショウは7回3失点、無四球、12奪三振と好投。負け投手となり今季14勝目は逃したが、調子自体は悪くなかった。
 
 約束の本塁打といえばヤンキースOBのベーブ・ルース氏の逸話が現代まで語りつがれている。ルース氏が活躍した約100年後にヤンキース主砲としてチームを牽引するジャッジにも、新たな逸話が誕生した日となった。