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メッツ新人大砲アロンゾ、球団シーズン最多タイ41号「打った瞬間」 新人最多本塁打記録更新なるか

2019/08/25

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標的はジャッジの52本…残り33試合で勝負

 今年のオールスタ―ゲームの前夜祭「ホームランダービー」で優勝したニューヨーク・メッツの新人ピーター・アロンゾ内野手が24日(日本時間25日)、本拠地シティ・フィールドでのアトランタ・ブレーブス戦で球団のシーズン最多本塁打に並ぶ第41号本塁打を放った。
 
 アロンソはこの日「3番・一塁」で先発出場し、2-4と2点を追う5回の2死二、三塁というチャンスで第3打席を迎えた。そしてブレーブス先発のマックス・フリード投手に対してカウント1-0から94.2マイル(約152キロ)のフォーシームを捉えると、打球は中堅バックスクリーンに飛び込逆転3ラン本塁打となった。
 
 この本塁打は、米解析サイト『Statcast』によれば打球速度112マイル(約180.2キロ)、打球角度20度、飛距離451フィート(137.5メートル)の特大弾。本拠地に詰めかけた3万8000人以上の大観衆のファンも大興奮の一発だった。
 
 アロンゾはこれで球団の1シーズン最多本塁打に新人で並ぶ快挙を達成。過去にトッド・ハンドリー氏(1996年)、カルロス・ベルトラン氏(2006年)が打ち立てた記録と早くも肩を並べた。
 
 アロンゾの逆転弾で5-4と試合をひっくり返したメッツだったが、その後に追い付かれ、ブラッド・ブラチ投手とエドウィン・ディアズ投手が8回と9回にそれぞれ2失点。結局5-9で敗れ2連敗を喫した。
 
 試合後、アロンゾは「(本塁打は)打った瞬間入ると思った。ファンも打球を目で追うのに夢中になっていたね。子どもの頃から夢見ていたものだよ」とコメント。さらに「これが自分の仕事。努力してきたことだ。自分を信じて集中し続け、外の“騒音”に目隠しをする。決まり文句のようだけど、これ以上の真実はない」と自身がこれまで積み上げてきた日々の努力に胸を張った。
 
 MLBの新人最多本塁打記録は、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が2017年にマークした52本。現在のアロンゾのペースでいくと51本ではあるが、メッツの残りレギュラーシーズンは33試合。約5週間でジャッジの持つ記録を上回ることができるか大きな注目が集まっている。

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