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クリス・セールが今季絶望か 生命線の左肘を故障、レッドソックスはポストシーズン進出に黄信号

2019/08/20

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田中と大谷も経験したPRP療法へ

 左肘の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているボストン・レッドソックスのクリス・セール投手が、今季絶望となる可能性が濃厚となっている。米公式サイト『MLB.com』が19日(日本時間20日)、伝えている。
 
 13日(同14日)には球団OBのペドロ・マルティネス氏を上回る史上最速のペースで通算2000奪三振を達成したセール。名実ともにレッドソックスのエース投手だが、そんな強力左腕が今季絶望となりそうだ。
 
 同サイトによると、左肘の炎症でIL入りしているセールは19日(同20日)、ジェームス・アンドリュース医師の診断を受けた模様。その結果、靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受ける必要はないことが分かっている。しかし、アンドリュース医師はセールの左肘の炎症を確認し今季の投球回避を勧めており、再診断は6週間後になる予定だ。
 
 なお、アンドリュース医師は炎症が認められたセールに対してPRP(多血小板血漿)注射の治療を行ったとのこと。同治療法はロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大らも経験している。
 
 セールはここまで25試合147回1/3を投げて、6勝11敗、防御率4.40、218奪三振の成績。奪三振率は相変わらず非常に優れた数字を残しており、決め球のスライダーも健在。しかし、防御率はキャリアワーストの数字となっていた。
 
 レッドソックスはリーグ屈指の強力打線こそ健在だが、投手陣は先発、リリーフともに不調。7月にはトレードでアンドリュー・キャッシュナー投手を獲得して先発強化を狙ったものの、劇的な改善には至っていない。キャッシュナーは移籍後打ち込まれる場面も増え、リリーフ転向となっている。
 
 投壊寸前の状況となっているレッドソックス。これまでエースとして活躍してきたセール不在となれば、いよいよ今季のポストシーズン進出は怪しくなってくる。今後のセールの動向が今季、または来季以降のチームに大きな影響を与えることになるだろう。