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グレインキーが通算200勝達成! 7回1失点好投で大台到達、アストロズ移籍後は3戦3勝

2019/08/19

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現役選手では3人目の偉業

 ヒューストン・アストロズのザック・グレインキー投手が18日(日本時間19日)、敵地でのオークランド・アスレチックス戦に先発登板し、7回1失点の好投。通算200勝利を達成した。
 
 7月末にアストロズに電撃移籍し、強力ローテの一角を担うグレインキー。前回登板ではアストロズでの2勝目を挙げて通算199勝に到達し、偉業達成まであと1勝と迫っていた。
 
 移籍後3回目の登板となったグレインキーは初回、先頭のマーカス・セミエン内野手を右飛に抑えると、続くロビー・グロスマン外野手、マット・チャップマン内野手をともに内野ゴロに打ち取り、完璧な立ち上がりを見せる。
 
 そのまま3回終了まで走者を許さない投球を続けるグレインキー。4回には先頭のセミエンに21号ソロ本塁打を浴びたものの、チャップマンを91.8マイル(約148キロ)の直球で、マーク・カンハ外野手を87.9マイル(約141キロ)のチェンジアップでそれぞれ空振り三振に打ち取り、大崩れすることなく1失点に留める。
 
 直後の5回にアストロズはアレックス・ブレグマン内野手の30号3ラン本塁打で逆転。味方の援護を得たグレインキーは、走者を出しつつも要所を締めるピッチングで7回まで無失点。8回からは2番手ライアン・プレスリー投手が登板し、この日の役目を終えた。
 
 試合はその後、プレスリーとクローザーのロベルト・オスーナ投手が無失点で繋いで4-1でアストロズの勝利。アストロズの連敗は「5」でストップした。グレインキーには今季13勝目となる勝ち星がつき、通算200勝達成となった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によるとグレインキーは史上115人目の通算200勝達成者に。現役選手ではニューヨーク・ヤンキースのC.C.サバシア投手(251勝)、チームメイトのジャスティン・バーランダー投手(219勝)に次ぐ3人目の達成者となった。
 
 新天地で偉業を成し遂げたグレインキーはここまで13勝4敗、防御率2.84の成績。今年10月には36歳を迎えるグレインキーだが、これからも巧みな投球術を駆使し、凡打の山を築いていく姿が見られそうだ。