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オリオールズ・デービスが監督と喧嘩寸前 同僚トランボ「みんなかなり苛立っていた」

2019/08/09

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打率1割台…デービスは大不振続く

 ボルティモア・オリオールズは7日(日本時間8日)、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦でクリス・デービスがブランドン・ハイド監督と言い争う騒ぎが勃発していた。米メディア『The Detroit News』が8日(同9日)、伝えている。
 
 低迷中のオリオールズに、心配なニュースが飛び込んできた。7日(同8日)は本拠地カムデン・ヤーズでヤンキースとの対戦。今季も不振に苦しむデービスは「8番・一塁」で先発出場していた。
 
 デービスの第1打席は3回、ヤンキース先発のジェームズ・パクストン投手に2球で追い込まれると最後は97マイル(約155キロ)の直球にバットが空を切った。コースはやや高めの真ん中だったが、デービスはこれを捉えることができなかった。
 
 するとデービスに第2打席が回る5回、オリオールズはデービスの場面で代打のジェイス・ピーダーソン内野手を投入。デービスはこの日、打撃では1打席のみの出番となり、控え内野手のピーダーソンに出番を譲ることになった。
 
 そして事件はこの後起こった。代打を出されたことが気に入らなかったのか、デービスはベンチで怒り心頭。ハイド監督と口論になった。激昂しながら監督に詰め寄ったが、マーク・トランボ外野手らチームメイトが監督へ向かうデービスを食い止め、何とかその場は収まった。
 
 同メディアによると、ハイド監督はベンチでの事件をあくまでも意見の食い違いに過ぎないと釈明した上で「あれがカメラに映され、人々が見なければならなかったと思うと恥ずかしい。だけど、たまに起きてしまうことなんだ」と述べている。
 
 事件の中心人物となってしまったデービスは今季開幕からしばらく安打が出ず、昨季から数えて62打席連続無安打のワースト記録をつくった。その後やや復調したものの、ここまで84試合で打率.182、9本塁打、31打点。OPS(出塁率+長打率)は.589となっており、かつての本塁打王は深刻な不振に悩まされている。
 
 なお試合はそのまま2-14でオリオールズの大敗。ベンチでデービスを止めた1人であるトランボは「(試合では)みんなかなり苛立っていたと思う」とコメント。今季から本格的な再建期に入ったチームは直近10戦で3勝7敗。地区最下位はほぼ確実でポストシーズン争いからも完全に外れている。負けが込むチームの状態は決して良くはなさそうだ。