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“最強遊撃手”トロウィツキが現役引退 通算225本塁打、引退後は指導者の道へ

2019/07/26

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キャリアはけがとの戦い

 ニューヨーク・ヤンキースのトロイ・トロウィツキ内野手が25日(日本時間26日)、現役引退を発表した。米公式サイト『MLB.com』が同日、伝えている。
 
 球界を盛り上げてきた名遊撃手が引退の決断を下した。ヤンキース所属のトロウィツキが25日(同26日)、現役引退を発表。引退後は指導者としての道を歩むことになる模様で、テキサス大学がトロウィツキをアシスタントコーチとして雇用することを発表している。
 
 引退に関してトロウィツキは「物心がついたときから、メジャーリーガーになってユニホームに袖を通し、チームメイトとファンのために必死にプレーして、トップレベルで競い合うことが夢だった」とコメント。そして「夢を叶えられた全ての日々を永遠に感謝したい」と語り、現役時代に思いを馳せた。
 
 なお、トレード期限となる7月31日(同8月1日)を前に引退するため、球団にとってはロースターに1枠空きが出ることに。トレードでの大型補強が噂されるヤンキースだが、このタイミングでの決断は、トロウィツキの球団への思いやりなのかもしれない。
 
 トロウィツキは2005年にドラフト1巡目(全体7位)でコロラド・ロッキーズに指名されプロ入り。当初から守備力が高く評価されており、翌06年には早くもメジャーデビュー。2007年には24本塁打を放ってレギュラーとして定着すると、同年、自身初のワールドシリーズにも出場した。
 
 以降はロッキーズ不動の遊撃手として攻守に大活躍。打者有利な本拠地クアーズ・フィールドの助けもあって長打を連発し、守備でもロッキーズ晩年はノーラン・アレナド内野手、D.J.ラメイヒュー内野手(現ヤンキース)らとともに鉄壁の内野陣を築いた。
 
 その後トロント・ブルージェイズでもプレーし、今季はヤンキースに入団。故障で昨季はメジャー出場がなかったが、見事開幕スタメンに名を連ねた。今季は、4月4日(同5日)に左ふくらはぎの張りで離脱するまで5試合に出場して打率.182、1本塁打、1打点の成績だった。
 
 キャリアではゴールドグラブ賞を2度(10年~11年)獲得しており、オールスターゲームには5度(10年~11年、13年~15年)選出されるなど球界を代表する人気選手の1人でもあった。通算成績は1291試合で打率.290、225本塁打、780打点、57盗塁となっている。
 
 トロウィツキは故障が多く、140試合以上に出場したのは3シーズンのみ、常にけがと戦いながら好成績を残してきた。遂にメジャーでのキャリア13年間に終止符を打つことを決断したが、かつての美技や本塁打をファンが忘れることは決してないだろう。