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ヤンキース・エンカーナシオンが8年連続30本塁打達成! ア・リーグ右打者では史上5人目の快挙

2019/07/25

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パワーは衰え知らず、殿堂入りの可能性も?

 ニューヨーク・ヤンキースのエドウィン・エンカーナシオン内野手が24日(日本時間25日)、敵地でのミネソタ・ツインズ戦で本塁打を放ち、8年連続30本塁打を達成した。米メディア『SPORTSNET』が同日、伝えている。
 
 ヤンキースは、現地23日時点で65勝35敗、勝率.650とメジャー最高勝率を誇る。この日は、ツインズとの3連戦最終日を1勝1敗で迎えていた。
 
 乱打戦の末、9-7で9回を迎えたヤンキース。リードを広げたいところで、「4番・指名打者(DH)」のエンカーナシオンが先頭となる。ツインズ2番手のデビン・スメルツァー投手との対戦は、初球、2球目ともにストライクゾーンから大きく外れたスライダーを見送り、ボールを選んでいく。
 
 3球目のチェンジアップを捉えきれずに自打球を受け、苦悶の表情を浮かべたエンカーナシオンだったが、6球目の同じ球を完璧に捉えると、打球は左中間スタンドに設置されたブルペンに飛び込んだ。試合はそのまま、10-7でヤンキースが勝利した。
 
 エンカーナシオンはこの一打で8年連続30本塁打を達成。同メディアによると、アメリカン・リーグの右打者で同記録を達成したのは、エンカーナシオンで史上5人目となった。なお、最長記録はアレックス・ロドリゲス氏の13年(1998年~2010年)となっている。
 
 また、7月下旬で30本塁打ということもあり、自己最多記録の42本塁打(2012年、2016年)を更新する可能性も高い。今季は、シアトル・マリナーズとヤンキースの2球団でプレーし、打率.229、30本塁打、72打点となっている。
 
 近年はDHでのプレーが大半を占めたエドガー・マルティネス氏、ハロルド・ベインズ氏が米国野球殿堂入りしていることもあり、エンカーナシオンも数年後には殿堂入りの有力候補になっているかもしれない。36歳とベテランの域に突入しつつあるエンカーナシオンだが、まだまだアーチをかける姿は見られそうだ。