大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » メジャーリーグ最新情報 » 前田健太 » ドジャース・前田健太、大谷翔平に先制打浴びるなど5回途中3失点 エンゼルスはトラウトが3戦連発

ドジャース・前田健太、大谷翔平に先制打浴びるなど5回途中3失点 エンゼルスはトラウトが3戦連発

2019/07/24

text By

photo

Getty Images



7奪三振も球数かさみ5回に崩れる

 ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が23日(日本時間24日)、本拠地ドジャー・スタジアムでのロサンゼルス・エンゼルス戦に先発登板し、5回途中3失点で降板した。
 
 前田は19日(同20日)のマイアミ・マーリンズ戦でリリーフ登板して以来、中3日を置いての先発登板。ポストシーズンを見据えて、昨季に続きリリーフ転向の可能性も噂される中での注目のマウンドとなった。
 
 前田は初回、先頭のデビッド・フレッチャー内野手に四球を与えるも、マイク・トラウト外野手、ジャスティン・アプトン外野手をともにスライダーで連続三振に仕留める。さらに4番コール・カルフーン外野手に対してもフルカウントから94.4マイル(約152キロ)の速球で一ゴロに打ち取って無失点とした。
 
 続く2回も4番のアンドレルトン・シモンズ内野手を中飛、アルバート・プホルス内野手を空振り三振に仕留め簡単に2アウトを取る。しかし、ここから連続四死球を与え一、二塁とピンチを招くと、「オープナー」として登板していたテイラー・コール投手の代打で登場した大谷翔平選手と対戦した。
 
 前田は初球にボール球を見せたが、カウント1-0から内角への93.1マイル(約150キロ)のフォーシームを大谷に弾き返され、打球は一、二塁間をしぶとく破る適時打となり、与えたくなかった先制点を取られてしまった。
 
 アウトは取れているものの制球に苦しむ前田は、3回も先頭から味方のエラーと安打で再び一、二塁のピンチ。しかし、カルフーンを外角85.3マイル(約137キロ)のチェンジアップで空振り三振とすると、続くシモンズはスライダーで一邪飛。最後はプホルスを外角低めいっぱいの83.4マイル(約134キロ)のスライダーで見逃し三振に抑え無失点で切り抜けた。
 
 ドジャースは3回の攻撃で先頭の前田がエンゼルス2番手のフェリックス・ペーニャ投手から右前安打を放つも後続が打ち取られ無得点。
 
 前田は4回のマウンドでこの日初めてとなる3者凡退。先頭のルイス・レンヒフォ内野手から86マイル(約138キロ)のチェンジアップで空振り三振を奪うなどわずか10球でイニングを終わらせ、この時点で83球とした。
 
 ドジャースは直後の攻撃で1死一、二塁のチャンスでコーリー・シーガー内野手が犠飛を放ち1-1の同点に追い付く。続くラッセル・マーティン捕手は遊ゴロに打ち取られたたため、前田には打順が回らず、前田は5回も続投となった。
 
 前田は5回、先頭のフレッチャーを左飛に打ち取ったが、続くトラウトに対してカウント1-2から84.7マイル(約スライダー)を完璧に捉えられ、左翼ポール際への3試合連続となる第33号ソロ本塁打となって1-2と勝ち越しを許す。さらにアプトンにも左中間へ二塁打を浴びて、ここで無念の降板となった。
 
 前田はこの日4回1/2、95球(ストライク59球)を投げ被安打4、与四死球3、奪三振7。前田の後を受けて登板した2番手のフリオ・ウリアス投手が直後にカルフーンに適時二塁打を許してアプトンが生還したため、前田の失点は失点3となり、防御率は3.81となった。