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アスレチックス、先発右腕ベイリー獲得 昨季は1勝14敗、“不良債権”投手は新天地で輝けるか

2019/07/16

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 オークランド・アスレチックスは14日(日本時間15日)、カンザスシティ・ロイヤルズからトレードでホーマー・ベイリー投手を獲得した。米公式サイト『MLB.com』が同日、伝えている。
 
 7月も後半になり、メジャーリーグではポストシーズン争いへ向けてのトレードが加熱。ボストン・レッドソックスがボルティモア・オリオールズのエースであるアンドリュー・キャッシュナー投手を獲得するなど、主力級のトレードも目立ってきた。
 
 そしてアスレチックスも“大物”の獲得に成功した。同サイトによると、アスレチックスはロイヤルズからホーマー・ベイリー投手を獲得。代わりに球団プロスペクトランキング17位のケビン・メレル内野手をロイヤルズに放出した。
 
 なお、ベイリーの今季年棒55万5000ドル(約6000万円)の内、25万ドル(約2700万円)をアスレチックス側が負担すると見られている。
 
 新たにアスレチックス加入となったベイリーは、メジャーデビュー後12年間シンシナティ・レッズで活躍。2004年に1巡目(全体7位)指名でレッズに入団すると、2007年以降、メジャーの舞台で先発投手として頭角を現していく。
 
 2012年にはピッツバーグ・パイレーツを相手にノーヒットノーランを達成。すると翌年にもサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で達成し、2年連続でノーヒットノーランを記録する快挙となった。2014年2月には、6年総額1億500万ドル(約 113億円)の大型契約をレッズと結んでいた。
 
 しかし、2015年に右肘の靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けると、2017年にも右肘の手術へ。登板数も減少し、昨季は20先発で1勝14敗、防御率6.09と絶不調。オフにロサンゼルス・ドジャースにトレードされたが、直後に自由契約となった。
 
 今季は開幕前にマイナー契約からロースターを勝ち取り、ロイヤルズの一員としてプレー。18先発で7勝6敗、防御率4.80の成績を残しており、ここ数年間では自身最高の投球を見せている。
 
 ワイルドカードでのポストシーズン進出を視野に勝ち星を重ねたいアスレチックスだが、今季9勝2敗、防御率2.70とローテーションを支えていたフランキー・モンタス投手がドーピング規定違反で80試合の出場停止になるなど、先発投手獲得が急務となっていた。
 
 大型契約を結んでからは史上最大級の“不良債権”とも言われたベイリーだが、新天地で汚名返上となるだろうか。アスレチックスでの初登板は、17日(同18日)のシアトル・マリナーズ戦が予想されている。