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エンゼルス・トラウト、7度目球宴出場で初の無安打 投手を急逝スキャッグスさんに見立て「彼を感じた」

2019/07/10

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Getty Images



背番号「45」のユニフォームを着用してプレー

 MLBオールスターゲームが9日(日本時間10日)、クリーブランド・インディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われ、ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト外野手はオールスターで自身初の無安打に終わった。
 
 両リーグ最多得票で8年連続オールスター選出を果たしたトラウト。今年は、1日(同2日)に急逝した同じエンゼルスのタイラー・スキャッグスさんの背番号「45」のユニフォーム、ワッペンを着用して自身7度目の出場となる試合に臨んだ(2017年は欠場)。
 
 トラウトは「3番・中堅」で先発出場し、初回の第1打席はナショナル・リーグ先発の柳賢振投手(ロサンゼルス・ドジャース)に対して89.3マイル(約144キロ)のカットボールに二ゴロ。3回の第2打席はジェイコブ・デグロム投手(ニューヨーク・メッツ)の前に98マイル(約158キロ)のフォーシームを打ち上げ一飛に倒れた。
 
 過去の出場6度でいずれも安打を放ち、15打数7安打(2本塁打)4打点と活躍して最優秀選手賞(MVP)を2度受賞したトラウトだが、ここまで無安打。第3打席に期待がかかったが、6回に守りでウィット・メリフィールド外野手(カンザスシティ・ロイヤルズ)と交代し、7度目の出場は2打数無安打とキャリアで初めて無安打に終わった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、トラウトは背番号「45」を着けたことについて「彼(スキャッグスさん)はオールスターゲームに参加したいといつも言っていた。一生懸命プレーし、(前半戦で7勝した)昨季はそれに値すると思った」と語った。
 
 同い年のスキャッグスさんを慕い「素晴らしいチームメイト、“兄弟”だった」と話すトラウト。打席では「特別なものだったよ。そこに彼を感じた」とし、この日2打数無安打だったことにも「彼なら無安打、無失点に抑えるイニングを作りたかっただろうね」と相対した投手をスキャッグスさんに見立てて打席に入ったことを明かした。

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