データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



メッツ若き大砲アロンゾ、HRダービー初優勝! 驚愕パワー“怪物”ゲレーロJr.との新人対決制す

2019/07/09

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , , , , , , , , , , ,



右打者不利も何の!賞金100万ドル獲得「寄付したい」

 MLBオールスターゲームの前夜祭としてホームランダービーが8日(日本時間9日)、クリーブランド・インディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われ、ニューヨーク・メッツの新人ピーター・アロンゾ内野手が初優勝を果たした。
 
 今年のホームランダービーは、ミルウォーキー・ブリュワーズのクリスチャン・イェリッチ外野手が辞退したことにより、オークランド・アスレチックスのマット・チャップマン内野手が代替出場。出場選手8人の平均年齢が史上最年少となる25.4歳という若さとなった。
  
 1回戦は、まずロサンゼルス・ドジャースのジョク・ピーダーソン外野手が21本を放ち、ヒューストン・アストロズのアレックス・ブレグマン内野手(16本)に勝利。
 
 続いて、最年少出場トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手が最長476フィート(約145メートル)の一発を含む29本を放ち、オークランド・アスレチックスのマット・チャップマン内野手(13本)に勝利を収めた。
 
 その他、アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手、ニューヨーク・メッツの新人ピーター・アロンゾ内野手がそれぞれ勝利を収め、準決勝進出を決めた。
 
 レギュレーションだけでも4分間バットを振り続け、疲労が徐々に蓄積されていく中、準決勝では壮絶な戦いが繰り広げられた。
 
 第1試合では、ゲレーロJr.とピーダーソンが対戦。ともに4分間で27本、ボーナス30秒で2本を放ち29本で並ぶ。そして60秒のタイブレークに突入し、先にゲレーロJr.が8本を放ちプレッシャーをかけるも、ピーダーソンも8本を放ち計37本で並んだ。
 
 なんと3スイングで競うタイブレーク第2弾にまで及び、ここでも1本ずつ。ここからは3スイングでのサドンデスとなり、先攻のゲレーロJr.が2本。後攻のピーダーソンは1スイング目でスタンドへ運んだものの残り2スイングは届かず、大激戦は40-39でゲレーロJr.が制した。
 
 準決勝第2試合は、後攻のアロンゾが20本を放ち、19本を放ったアクーニャJr.を下して決勝進出。決勝はゲレーロJr.とアロンゾという今季メジャーデビューを果たした新人同士の顔合わせとなった。
 
 プログレッシブ・フィールドは左翼フェンスが高く、右打者には不利とされた中で若き右打者2人が決勝進出。その決勝は、まず先攻のゲレーロJr.が22本を記録。十分優勝を狙える本数とした。しかし、レギュラーシーズン前半で30本塁打をマークしているアロンゾが黙っていなかった。アロンゾは2度目の休憩入る前までに18本。そして休憩明けのトライで5本を放ち計23本をマークして、18秒を残しながら“サヨナラ勝ち”を決めた。
 
 現地テレビ局『ESPN』のインタビューに対しアロンゾは、「興奮している。賞金は兵役されている人たちのためにも寄付をしていきたい」と話し、兵役に行っている親族が多いことから、その関係の人々に優勝賞金100万ドル(約1億1000万円)を寄付する意向を示した。
 
 一方、惜しくも敗れたゲレーロだが、1回戦、準決勝の4分30秒(ボーナス30秒含む)でそれぞれ記録した29本はいずれも史上最多の数字。また、決勝までに記録した計91本ももちろん史上最多となっており、豪快なスイングとともに記憶と記録に残る見事な活躍を見せた。

1 2 3