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柳賢振とシャーザーだけじゃない! レッズ右腕が7回途中までノーヒットノーラン、サイ・ヤング賞レースはさらに加熱へ

2019/07/05

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チェンジアップが冴え渡る

 シンシナティ・レッズのルイス・カスティーヨ投手が4日(日本時間5日)、本拠地グレートアメリカン・ボールパークでのミルウォーキー・ブリュワーズ戦に先発し、8回途中無失点。7回途中までノーヒッターを予感させる快投を見せた。
 
 メジャー3年目にして、さらなる飛躍を見せているカスティーヨ。試合開始前までで勝利数(7)、防御率(2.47)、奪三振(115)の投手主要3部門全てでチーム内トップの数字を残すなど、若きドミニカ右腕が先発投手陣を率いている。
 
 そしてこの日は、大記録達成にも迫った。初回、クリスチャン・イェリッチ外野手に死球を与えてしまったものの、続くマイク・ムスタカス内野手を中直、ケストン・ヒウラ内野手を空振り三振に斬って取り無安打に抑える。
 
 立ち上がりを成功させたカスティーヨは、2回以降エンジン全開。2回先頭のエリック・セームズ内野手を決め球のチェンジアップで空振り三振に抑えると、後続の2人もチェンジアップで空振り三振。低めに上手くコントロールされた勝負球で相手打者につけ入る隙を与えず、前の回から4者連続空振り三振とした。
 
 その後もツーシームとチェンジアップを軸に凡打の山を築いていくカスティーヨ。4回に再び死球で走者を背負ったが、無安打投球は継続した。
 
 試合終盤の7回に突入しノーヒットノーラン達成の期待も高まったが、1死としたところで、ヒウラに95.9マイル(約153キロ)のツーシームをセンター方向へ弾き返され、初被安打を浴びた。
 
 だが、その後も崩れることなく8回2死まで無安打に抑える投球をみせたカスティーヨ。許した安打は、ヒウラの一本だけだった。降板後は、2番手デビッド・ヘルナンデス投手がいい流れでマウンドを引き継ぎ、最後はクローザーのライセル・イグレシアス投手がきっちりと試合を締めて、無失点のまま1-0でレッズが勝利した。
 
 この日カスティーヨは7回2/3(97球)を投げて、被安打1、与死球2、奪三振9、無失点。8勝目を手にし、防御率は2.29になっている。
 
 絶好調が続いているカスティーヨは、今季のサイ・ヤング賞候補にも挙げられている。ライバルには柳賢振投手(ロサンゼルス・ドジャース)やマックス・シャーザー投手(ワシントン・ナショナルズ)の2人がいるが、後半戦の投球や球団によるトレード次第では、カスティーヨが一気に筆頭候補躍り出る可能性もありそうだ。