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大谷翔平も声明「深い悲しみ言葉にできない」 スキャッグス急死で指揮官「オールスター選手になると…」

2019/07/03

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Getty Images



2日の試合は全員が「45」のワッペンを着け臨む

 ロサンゼルス・エンゼルスの先発左腕タイラー・スキャッグス投手が1日(日本時間2日)にテキサス州の遠征先のホテルで死亡したのを受け、翌日2日(同3日)にエンゼルスのブラッド・オースマス監督をはじめ、球団オーナー、社長、GMがテキサス・レンジャーズの本拠地グローブライフ・パークで記者会見を行った。米公式サイト『MLB.com』が同日に伝えている。
 
 スキャッグスの背番号「45」のユニフォームを掲げて行われた会見で、まずビリー・エプラーGMが声明を発表した。
 
「我々は昨日、家族を失いました。彼はチームメイトであり、“兄弟”であり、そして最も重要な男であり“息子”でもありました。彼はまだ若かった。(彼がいないことで)我々は今までと同じチームということは決してない」
 
 また、球団オーナーのアート・モレノ氏は「悲しみを言葉で表すことはできません。スキャッグスの家族に心からのお悔やみを申し上げます。我々の心は彼の妻カルリとともにあります」と沈痛な面持ちで話した。
 
 スキャッグスの死を受けて、1日に予定されていた試合は延期。8月に代替試合が行われることになった。また、エプラー氏によれば2日(同3日)の試合に関しては「選手たちと話し合い、予定通り行うことが最善であるということになった。それが“タイラーが望むもの”だという考えからだ。試合が行われれば、多くの問題がすっきりする。今夜はタイラーのためにプレーする」と説明している。
 
 現場でスキャッグスをより近くで時間をともにしたオースマス監督は、スキャッグスについて「彼はオールスター選手になれると思っていた。他人を引き付けるキャラクターで、とても面白く、良い男だった」と振り返った。
 
 また、急死を受けてからチーム全員で数回集まって話し合ったと言い、「タイラーについて、彼の好きな音楽をかけながら、思い出を語り合ったんだ」と話すと、溢れる感情を抑えきれず涙を袖で拭っていた。
 
 そして、スキャッグスと仲の良かった大谷翔平選手も球団を通じて声明を発表。「タイラーは、自分がエンゼルスに加入して以来、親密なチームメイトだった。どれほどの深い悲しみか言葉で表現できない」とした。
 
 2日のレンジャーズ戦ではベンチスタートとなった大谷。しかしチームは全員がユニフォームにスキャッグスの背番号である「45」のワッペンを着けて試合に臨んでいる。