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田中将大、ロンドン“開幕戦”は「出張」も「名誉なこと」 中堅117mの球場はヤンキース打線に有利

2019/06/29

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低め中心の自慢の制球力がカギ

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手があす29日(日本時間30日)、英国・ロンドンで行われるボストン・レッドソックスとの「ロンドン・シリーズ」第1戦に先発登板する。メジャーリーグ史上初のヨーロッパ開催となる試合に向けて意気込みを語った。
 
 ヤンキースのアーロン・ブーン監督がメジャーリーグ史上初となるヨーロッパ開催の公式戦の先発マウンドを託したのは、現在チームで最も安定していると評される田中。今季は16試合に登板して5勝5敗ながら防御率は3.21と優秀で、投球イニング98回、WHIP(1イニングあたり許した走者)1.12はともにチームトップの成績を残しており、“ヨーロッパ開幕戦”にふさわしい抜擢となった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、田中はこのシリーズについて「出張」と表現。ほとんど観光する時間はなかったようで、「車の窓から外を見て、街の様子を見ることができた。すごく爽快だ」とコメントした。そして試合については「MLBの歴史的な試合に出場できるのが名誉なこと」と話している。
 
「ロンドンスタジアム」内に作られた特設球場は、ホームから中堅バックスクリーンまでの距離が385フィート(約117.3メートル)と、米国の他球場と比べて小さめ。あすは強力打線のレッドソックスが相手だが、最近5試合で5本塁打を打たれている田中にとっては、低めに集める自慢の制球力により注意が必要になってくる。
 
 一方で、主砲のアーロン・ジャッジ外野手は「385フィートにすることで、たくさんの楽しみができるだろう」と本塁打を“予言”する頼もしいコメントを残している。今季チームとしてメジャーリーグ新記録となる28試合連続本塁打をマークした、レッドソックスに負けない強力打線が田中を援護することも十分期待できる。メジャーリーグ初のヨーロッパ開催の初勝利、そして日本人メジャーリーガーとしても名誉ある勝利投手になることができるか、右腕にかかる期待は大きい。

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