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大谷翔平、先発4戦ぶり無安打…緩急多彩な攻めに苦戦 エンゼルスは効果的加点で勝利

2019/06/16

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昨季15勝右腕モートンの前に苦戦

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が15日(日本時間16日)、敵地トロピカーナ・フィールドでのタンパベイ・レイズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、4打数無安打に終わった。
 
 1勝1敗で迎えた4連戦の第3戦、エンゼルスは2回にブライアン・グッドウィン外野手の適時二塁打、デビッド・フレッチャー内野手の第5号2ラン本塁打で3点を先制する。
 
 しかし、大谷は昨季ヒューストン・アストロズで15勝を挙げたレイズ先発の右腕チャーリー・モートン投手の前に第1打席は95.8マイル(約154キロ)の速球に空振り三振。3回の第2打席も78.2マイル(約126キロ)のカーブに三ゴロに倒れた。
 
 それでも、チームは4回にジャスティン・ボーア内野手の第6号ソロ本塁打で着実に加点。前半5回までに4-0と試合を優位に進める。
 
 投げては、先発のホセ・スアレス投手が5回まで無失点。6回にヤンディ・ディアズ内野手に3ラン本塁打を浴びて1点差に詰め寄られたものの、5回2/3を投げて3失点と試合を作った。
 
 大谷は、5回の第3打席もモートンの前に78.2マイル(約126キロ)のスライダーを弾き返すも二ゴロ。8回はレイズ3番手の右腕ジェイク・ファリア投手と対戦となったが、83.9マイル(約135キロ)のスプリットを捉えられず二ゴロに打ち取られた。
 
 エンゼルスは、8回にケバン・スミス捕手の第2号ソロ本塁打でダメ押し。前日に崩れたリリーフ陣もこの日は登板した3投手が全て無四球無失点と好投し、そのまま5-3で逃げ切り勝利を収めた。大谷はこの日4打数無安打に終わり、先発出場した試合では9日(同10日)以来の無安打。打率は前日の.280から.271に下がった。
 
 同カードの第4戦は日本時間17日、午前2時10分に行われる予定。対戦相手のレイズは「オープナー」を採用し、160キロ前後の速球が持ち味の右腕ライン・スタネック投手が先発登板する。大谷はこの日は無安打に終わったが、前日まで14打数6安打(打率.429)と好相性の球場で再び快音を響かすことができるか注目だ。