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プホルス、エンゼルスでの200号本塁打達成! カージナルス時代に続き達成、二球団での200発は史上6人目の偉業

2019/06/14

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 ロサンゼルス・エンゼルスのアルバート・プホルス内野手が13日(日本時間14日)のタンパベイ・レイズ戦に先発出場し、エンゼルスでの通算200号となる本塁打を放って5‐3での勝利に貢献した。プホルスはセントルイス・カージナルス在籍時にも200本を超える本塁打を放っており、二球団でそれぞれ200本塁打を放った史上6人目の選手となった。
 
 この日のプホルスは「4番・一塁手」で出場。初回は3番大谷翔平投手の先制3点本塁打の直後、第1打席に入った。この打席は初球を見逃してストライクの後、4球連続で変化球を冷静に見極め、四球を選んだ。その後次打者の死球で二塁に進むも、後続は倒れこの回の攻撃は3点で終わった。
 
 第2打席は大谷の二塁打の後、フルカウントから最後はシンカーを打って遊ゴロ。走者を進めることはできなかった。エンゼルスはこの回の攻撃を無得点で終了した。
 
 3‐0と3点リードで迎えた5回は1番からの好打順。2死となるも、大谷の第3打席は右翼線を破る三塁打で、走者三塁のチャンスでプホルスに打席が回った。初球、2球目と変化球を見逃すと、勝負が決したのはカウント1‐1からの3球目、79マイル(約127キロ)のチェンジアップだった。真ん中低めに沈み切らなかった球をすくい上げ、最後は左手一本で美しいフォロースルーを見せると、打球は左翼席に飛び込む2点本塁打。これがエンゼルスに在籍してから通算200本目のメモリアルアーチとなった。
 
 この日のプホルスは3打数1安打、1本塁打1四球、2打点1得点の活躍でチームの勝利に大きく貢献。今季成績は57試合出場、打率.238、12本塁打、37打点、OPS(出塁率+長打率
).777となっている。
 
 米データ分析会社『スタッツ』によると、異なる2つの球団でそれぞれ200本以上の本塁打を記録したのはMLB史上6人目。過去にはマーク・マグワイア氏、ケン・グリフィー・ジュニア氏、マニー・ラミレス氏らが達成している大記録だ。トレードやFAによる選手の移動が激しいMLBでは、同一球団に長期間在籍するケースがレアで、さらにはコンスタントに結果を残し続けない限り達成できない200本塁打という数字はとてつもないものだ。殿堂入り間違いなしの”安打製造機”が今後どこまで数字を伸ばすのか、注目必至だ。