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大谷翔平の日本人MLB史上初サイクル安打達成にコメント殺到! 指揮官や同僚も絶賛「24歳の若さということを忘れがち」

2019/06/14

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、日本人MLB選手市場初めてのサイクル安打を達成した。これを受け、大谷本人だけでなく指揮官ブラッド・オースマス監督や同僚の選手らがコメント。また、SNSや米メディアのサイトのコメント欄にもこの偉業達成に寄せたコメントが殺到している。
 
 米メディア『FOXスポーツ』によると、大谷は日本人初の達成という点について「偉大な先輩がいる中で達成できたというのは素直に嬉しいですし、もっともっとそういう活躍ができるように今後も頑張っていきたいなと思っています」とコメント。また、過去のサイクル安打に関しては「ホームランを打つ打者ではなかったのであんまり達成したという記憶はないかなと思います」と振り返った。
 
 サイクル安打達成を決めた4打席目の心境については「(ベンチ)裏では言われてたので意識はしていましたし、打ったのはスライダーでちょっと詰まっていたので、落ちるかどうかはちょっとわからなかったです」とした。さらに、「プロとしてのキャリアの中で、何番目くらいに嬉しいか、という質問には「相当上のほうの嬉しさかなと思いますし、シーズンの終盤でもっとチームも勝って、これ以上の喜びを達成できたらなと思っています」と今後に意気込んだ。
 
 同メディアによれば、今季からエンジェルスの指揮官を務めるオースマス監督は、まずは大谷が左投手相手に良いアプローチができていることを「最も大事な点」として強調。復帰後は苦しんだ左腕への対応ができていることで成績が上昇してきたとコメントした。また、打者・大谷について左中間への二塁打、右翼線を抜いた三塁打のテクニックに加え、「ものすごいパワーの持ち主」と絶賛。さらには、三塁打について「大谷が三塁に到達できないと考えるような要素は一つもなかった」と俊足ぶりも評価した。選手としての全体像を「とてもスマートな野球選手で、試合前や打席前の準備も非常に素晴らしい」、「24歳の若さということを忘れがちだが、大きな期待を背負いつつもまっすぐ立っている」とした。
 
 米メディア『オレンジ・カウンティ・レジスター』は、同僚デビッド・フレッチャー内野手と大谷の試合中の会話を紹介。本塁打・二塁打・三塁打とサイクル安打に王手をかけた大谷はフレッチャーに、「シングルヒットじゃなく、もう一本ホームランを打ちたい」と言ったという。フレッチャー自身も「打席での姿を見ていてわかったけど、大谷は本当にホームランを狙っていたよ。シングルになってくれて嬉しくも思うけどね」とコメントした。自身もサイクル安打達成経験のあるマイク・トラウト外野手は「大谷の記録にとても嬉しく思う。彼も、僕も、そしてチーム全体が大興奮だったよ」と振り返った。
 
 大記録に沸くのは、もちろん選手や関係者だけではない。MLB公式ツイッターのツイートには約3時間で3万7000件以上の「いいね!」が寄せられ、コメント欄も「伝説だ」「これからも歴史を作り続けるだろう」「トミー・ジョン手術から復帰を目指す投手のサイクル安打は史上初!」「現実とは思えない!」など、各国のファンからの絶賛の声であふれている。