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ドジャースが欲しいのはウィル・スミス? 課題のブルペン改善へ着手、トレードでの獲得案が浮上

2019/06/14

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ジャンセンにやや陰りも

 ロサンゼルス・ドジャースのトレード獲得候補として、サンフランシスコ・ジャイアンツのウィル・スミス投手などの名前が挙げられた。米メディア『DODGER BLUE』が13日(日本時間14日)、伝えている。
 
 ドジャースは、12日(同13日)終了時点で勝率.662。2位以下とは9ゲーム以上の差をつけるなど、今季も圧倒的な強さを誇っている。だが、ポストシーズン進出も見越して、ブルペン強化に取り組もうとしているようだ。
 
 クローザーのケンリー・ジャンセン投手が、26試合で防御率3.04、セーブ数はナショナル・ルーグ2位と結果を残している。しかし、心臓手術後のシーズンということもあってか、かつて見せた絶対的な支配力は発揮されていない。また、ジョー・ケリー投手、ケイレブ・ファーガソン投手が不調に陥っている。
 
 メジャー最強球団と言っても過言ではないドジャースだが、ブルペンはやや脆い状況。そのため、トレードでの補強に興味を示しているようだ。同メディアによると、他球団のクローザーにも注目しているようで、数投手が獲得候補にリストアップされている。
 
 まず候補に挙げられたのはクリーブランド・インディアンスのブラッド・ハンド投手。サウスポーから繰り出されるスライダーはメジャー最高級の変化球で、今季は30試合で19セーブ。防御率は0.91となっており、今最も手が付けられない投手の1人だ。
 
 次に挙げられたのはジャイアンツのスミス。俳優のウィル・スミス氏と同姓同名(フルネームは異なる)ということで人気を博しているが、実力も屈指のもの。今季は27試合で16セーブ、防御率2.03の成績。ハンドと同じく、切れ味鋭いスライダーを武器にしている。
 
 他にもジャイアンツからは左腕のトニー・ワトソン投手も候補に。70試合登板を5年連続で成し遂げている鉄腕セットアッパーで、17年8月からポストシーズン終了まで約4カ月、ドジャースでのプレー経験もある。
 
 なお、インディアンス、ジャイアンツともに今季は苦戦。いつ“売り手モード”に舵を切ってもおかしくない。トレード期限は7月31日(同8月1日)だが、それまでにドジャースは誰かを獲得するだろうか。候補に挙げられた投手は好成績を残しているだけに、獲得へのライバルも多い。