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エンゼルス・大谷翔平、今季初の代打出場で決勝のホーム 左手で技ありタッチ

2019/06/11

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が10日(日本時間11日)、本拠地でのロサンゼルス・ドジャース戦で同点の8回に今季初の代打で出場。四球を選び、勝ち越し走者として生還した。
 
 7回にトラウトの2ランで3-3の同点に追いついたエンゼルス。8回、ドジャースは4番手の右腕ケリーがマウンドに上がる。一方のエンゼルスは、きょうヒット一本の4番スミスの打順だったが、ここで左打者の大谷を代打に送り、勝負をかけた。
 
 大谷は、ケリーに対し、枠から外れたチェンジアップ、ナックルカーブ2球、フォーシームのすべてを見送り、四球で出塁。1死から、敬遠と四球で満塁のチャンスとすると、この日「8番・遊撃」で出場したトバーが打席に入る。トバーは、カウント2-2からの5球目、ナックルカーブを引っ掛けると、打球は前進していた遊撃手の前へと転がった。
 
 遊撃手シーガーは迷わずホームへと送球したが、打つと同時にスタートを切っていた三塁走者・大谷がスライディングで本塁を陥れ、エンゼルスは勝ち越しに成功。ドジャースのロバーツ監督がチャレンジを申し立てたが、検証の結果、捕手マーティンの足が浮いており、大谷の左手が先にホームベースに触れていることを確認。判定は覆らなかった。
 
 この得点が決勝点となり、5-3で勝利を収めたエンゼルス。今季初の代打での出場で、勝利につながる好走塁を見せた大谷は、あす11日(同12日)、先発予定の前田健太投手と1年ぶりに対戦する。