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再建に向けて急加速。マリナーズ、チーム最多勝右腕リークのトレード画策も破談

2019/06/07

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開幕後2カ月で主砲放出へ踏み切る

 シアトル・マリナーズはマイク・リーク投手をアリゾナ・ダイヤモンドバックスにトレードする計画を立てていたことが分かった。米メディア『NBC Sports』が6日(日本時間7日)、伝えている。
 
 2日(同3日)にジェイ・ブルース外野手をフィラデルフィア・フィリーズにトレードしたマリナーズ。残る年棒のほとんどをマリナーズが負担することになったが、球団再建のためにベテランながら主砲として貢献するブルースの放出を決断していた。
 
 そしてブルースに続き、球団は新たなトレードを画策していた模様だ。同サイトによると、先発投手としてローテの一角を担っているリークを今週、ダイヤモンドバックスを相手にトレードする計画があったとのこと。成立はしなかったが、再建に向けてさらなる一歩を踏み出そうとしていたようだ。
 
 リークは2009年にシンシナティ・レッズからドラフト1巡目(全体8位)指名されプロ入り。翌10年にデビューすると、以降は安定したローテ投手として活躍し、2桁勝利を6度マークした。メジャー3年目以降は7年連続で170投球回を毎年超えるなど、確実にイニングをこなせる投手としてローテを支えている。
 
 また、3月には東京ドームで行われたオークランド・アスレチックスとの開幕シリーズのため来日し、プレシーズンゲームで読売巨人軍戦に登板した。今季は13先発で5勝6敗、防御率4.30の成績。勝利数はマルコ・ゴンザレス投手と並んでチーム内トップタイとなっている。
 
 なお、トレード相手として名前が挙げられたダイヤモンドバックスは、エースのザック・グレインキー投手、本格派左腕として活躍するロビー・レイ投手らがいる強力な陣容だが、若手のルーク・ウィーバー投手が肘の故障で離脱を余儀なくされており、先発投手が必要になっていた。
 
 通算98勝を挙げており、100勝の大台も目前となっているリーク。最下位に沈むマリナーズの現状を考えると、トレード話が再燃するのも時間の問題だろう。果たして記録達成はどの球団のユニホームで見られることになるだろうか。