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大谷翔平、10戦ぶり3号ソロ含む2安打2打点! エンゼルスは今季9度目の1点差負けで連勝ストップ

2019/06/01

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2打席目まで凡退も、その後は追撃の本塁打&タイムリー

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が31日(日本時間6月1日)、敵地Tモバイルパークでのシアトル・マリナーズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、第3号ソロ本塁打とタイムリー安打で4打数2安打2打点と活躍した。
 
 前日は出場機会がなく、菊地雄星投手との「花巻東高・先輩後輩対決」は実現しなかった大谷。最近3試合連続安打中ながら、その間5三振という内容は課題が残るところだ。
 
 初回、大谷は2死走者なしの場面で第1打席を迎え、マリナーズ先発のマイク・リーク投手と対戦。変化球を駆使され外角低め中心の配球で攻められると、カウント2-1から最後も外角低め82.9マイル(約133キロ)のチェンジアップの前に二ゴロに倒れた。
 
 エンゼルスは、先発のタイラー・スキャッグスは3回にタイムリー安打を浴びて1点を先制される。大谷は4回の第2打席はカットボールを打たされて遊ゴロ。そして、その後5回にはスキャッグスがトム・マーフィー捕手に2ラン本塁打を許して0-3と突き放された。
 
 劣勢に立たされたエンゼルスだったが、大谷が重い空気を振り払う一打を見せた。6回、2死から2番のマイク・トラウト外野手が第13号ソロ本塁打を放つと、続く大谷も初球の88.6マイル(約143キロ)のシンカーを捉え、ライナー性の打球は左翼スタンドに飛び込む第3号ソロ本塁打。2者連続本塁打で2-3と1点差に詰め寄った。
 
 大谷の本塁打は5月18日(同19日)以来13試合ぶり。これで自身4試合連続安打となった。米解析サイト『Statcast』によれば、大谷の一発は打球速度107マイル(約172キロ)、打球角度20度、飛距離362フィート(約110.3メートル)だった。
 
 エンゼルスは7回にソロ本塁打を浴び2-4とされたが、直後8回の攻撃で再び反撃を見せる。2死一、二塁とチャンスを作ると、ここで打席には大谷。大谷はマリナーズ3番手のジェシー・ビドル投手に対してカウント0-1から88.2マイル(約142キロ)のスライダーを弾き返すと、これが左前へのタイムリー安打となって3-4と再び1点差となった。
 
 そのまま9回に進み、エンゼルスは6番からの攻撃だったが、8回途中からマウンドに上がっていたマリナーズ4番手のアンソニー・バース投手が3者凡退に抑えて4-3で試合終了。2016年に北海道日本ハムファイターズに在籍した右腕がマリナーズを勝利に導いた。
 
 エンゼルスは今季9度目の1点差負けで連勝は「3」でストップしたものの、一方で大谷はこの日4打数2安打2打点で打率を.250とした。複数安打は5月28日(同29日)以来となり、ここ最近は不調時が目立っていた打撃がここから上向きになっていくことが期待される。

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