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好調ヤンキースに朗報! 右肘手術のグレゴリウスが復帰間近 トーレスとの二遊間コンビ復活も

2019/06/01

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昨季はキャリアハイの成績残す

 右肘の靭帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)から復帰を目指すニューヨーク・ヤンキースのディディ・グレゴリウス内野手の復帰が間近に迫っていることが分かった。米メディア『Elite Sports NY』が31日(日本時間6月1日)、伝えている。
 
 数多くの故障者を出しながらも圧倒的な強さを誇っているヤンキース。チームは好調で、左脇腹の故障で離脱しているアーロン・ジャッジ外野手が順調に練習を再開するなど明るい話題が多いが、今回はそこにさらなる朗報が飛び込んできた。
 
 同サイトによると、昨年10月に右肘のトミージョン手術を受け、以降はリハビリを積み重ねてきたディディ・グレゴリウス内野手の復帰が間近になっている模様。現在は傘下3Aスクラントン・ウィルクスバレ・レイルライダースで実戦を積み重ねて調整している。
 
 また、復帰時期についてヤンキースのアーロン・ブーン監督は「ロードでの連戦中にディディが戻って来られるチャンスがあると考えている」とコメント。早ければ4日(同5日)から始まるトロント・ブルージェイズとの3連戦中に復帰できる可能性があることを示唆した。
 
 グレゴリウスはヤンキースのキャプテンとして長く活躍したデレク・ジーター氏に代わる遊撃手として2015年に入団。当初は守備に期待が集まる選手だったが、打撃も年々大きく成長し、昨季は134試合に出場して打率.268、27本塁打、86打点の成績。本塁打は自己最多だった。
 
 いよいよ正遊撃手が復帰間近となったヤンキースだが、既に内野陣は充実ぶりを見せている。フリーエージェント(FA)で入団したD.J.ラメイヒュー内野手、大ブレイク中のジオ・アーシェラ内野手らが強力な内野陣を形成。両者とも打率3割以上をマークし、攻守ともにヤンキース打線を支えている。
 
 また、遊撃手のポジションはグレイバー・トーレス内野手がいる。トーレスは昨季まで二塁手を務めることが多かったが、グレゴリウス離脱もあって今季は遊撃手としてのプレーが激増。遊撃手としての守備も上手くこなしており、打撃では53試合で打率.288、14本塁打、31打点と好調だ。
 
 グレゴリウスは復帰後、従来の遊撃手に戻ってプレーするのか、しばらくは指名打者(DH)としてのプレーなるのかまでは分かっていない。しかし、もし遊撃手復帰となれば、昨季のようなトーレスとの強力二遊間コンビの活躍が再び見られることになりそうだ。